妻が主体的に生きる、について考えてみました。今日の言葉 #19

学生、研究者、駐在など
夫の帯同で海外に来る場合、
妻は自分の仕事を辞めてきたり、
既に結婚、出産を機に仕事を辞めていたり、
ということが一般的かなと思う。

私自身は、ちょうど私の大学院卒業のタイミングで
就職か遠距離を終わらせて一緒に暮らすか悩み、
最終的にアメリカに来ることを選んだ。

帯同してきた海外生活は概ね、
経済的に、そして言語の面で日常的な生活も
夫に頼らざるを得ないことが多くなる。

日本で築いていた友人関係や
これまでの趣味なども切り離されて、
疎遠になることが多々あると思う。

私は、割と長い(10年以上の)海外生活を経て、
配偶者も主体的に生きることが大事だと痛感しているが、
配偶者が主体的に生きるって、どういうことか、
この環境で自分軸を持つって、どういうことか、
改めて考えてみた。

自分軸って、つまり、
自分が何をしたいか、
自分がどう生きたいか、
自分の意志や理想像を強く持っている、ということ。
でも、そういうことって、漠然としていて、
理想の生活を考えてみたところで、
ぼんやりとして、すぐ消えてしまう。

そうやって考えて、私が出した結論は結局単純で、
自分が好きなこと、楽しいと思えることをする
ということかなと思う。

自分の「仕事」を持ち、それにやりがいを感じる、
ということができればそれはいいけれど、
配偶者ステイタスでは難しい。
でも家事をしていても、
あ〜パン作り楽しいなぁ〜と思っていたら、
あまり家事してる、って感覚は無いし、
一週間のメニュー作りを簡単にする方法、なんていうのを
ノートにまとめてみたりすると、
(私はノート作りが好きなので)
それはそれで、充実した感覚が生まれたりする。
ノートに書いたことが実践できるかは別問題ですが。

そうしてると、あぁ生きてる(笑)
みたいな、
あぁ、なんかちょっと楽しいかも、
って思えたりする。

帯同する妻は、がんばる夫をサポートする、
という立ち回りを求められているような、
自分でも、そのつもりで、
そこにいるような気分がしてくる。

でも、まずとにかく
自分が楽しく生きられる、
自分の好きなもの、好きな生活、好きな生き方、
をよくよく考えて、自分を知り、
「好き」から、自分の生活を「作る」。
考えながら行動する。
行動しながら考える。

好きの気持ちを持続させて、
行動し続けられたら、
それは自分の長所になり、
いつか誰かのために使えるスキルになるかもしれない、
と思う。

今日の言葉#19

「主体的になる」は「好きなこと」を考え行動すること、なのかも。

hana


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