見出し画像

吉報 I-944(Public Charge)廃止のお知らせ

こんにちは、アメリカ法律相談です。

本日はアメリカ移民関連ニュースをお届けします。

 前政権では閉鎖的だった移民政策に関しては、バイデン政権のアクションが注目されておりましたが、3月に入ってから米国移民局(USCIS)にて動きがありましたので簡単にシェアしようとおもいます。


I-944 Public Chargeの解除!?

2021年3月9日 米国控訴裁判所は、全国のPublic Chargeを無効にする決定を下しました。この決定を受け、USCISは同3月9日およびそれ以降のグリーンカード申請において、I-944(Public Charge)の提出の義務がなくなりました。


I-944とは何だったのか?


I-944はグリーンカード申請者に課せられた申請者の経済的な自立を問う書類でした。詳しい説明は youtubeで解説しておりますので、興味のある方は動画をご覧ください。いづれにせよ、3月に発表された I-944解除のニュースは多くのグリーンカードの申請者にとっては朗報と言えるニュースでしょう。18ページにもおよぶ追加書類が減ることでもあり、手間も元の状況に戻りつつあります。


ただし完全に安心はできません。

1点だけ注意しなければいけないことがあります。USCISではRFE(Request For Evidence)またはNOID(Notice of Intent to Deny)と呼ばれる追加で申請者に情報を求める裁量は残されております。つまり完全に無くなったとは言い切れず、USCISは独自の判断により申請者に対して追加情報の請求を求めることができますのでご注意ください。

そのため、納税申告や法律の遵守など、Permanent Residentとして求められる義務はアメリカに滞在する上で常日頃から気をつけることですので、きちんと行うようにしましょう。


それでは、またお会いしましょう。

無料相談はこちらから

ロサンゼルスで50年の信頼と、年間470件の実績。日本からのご相談にも対応しております。お一人で悩まずに、まずは無料相談!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?