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みんないい人

4月に異動になり他部署に配置になりました。
それでも、前の部署とは色々行き来があったりします。
前の部署の次長は私のことが面白くないらしくて
何かにつけてファイティングポーズを取ってくるのだけど。
奴は私の上司ではないので知ったこっちゃない。

先日、休憩室で前部署のグループメンバーに会いました。
彼は4月から前の私のようにグループリーダーになって
開口一番
「アメリアさんが自分の仕事の時間が全く取れないって言ってた意味がわかりました。」
そんな話から
「今度前のグループメンバーで食事に行きません?」という話になって
私が
「行きましょう」というと、
「え?行ってくれるんですか?」というので
「行くよ、何のしがらみもないしさ。遠慮する人もいないから。」
という話から先週、5人くらいのメンバーで飲み会をしてきました
(私は飲めないんだけど)
そこで、思ったのは私は自分のグループでの在り方については
メンバーに申し訳ないなぁ、と思ってたことが沢山あって
良くこんな私についてきてくれたなぁって思ってたんです。
ケンカもしたし、怒ったし、上司に泣きついたりもした(笑
きっとわたしのことなんかうるさいおばさんで、異動してやれやれって
思ってんだろうなって。
(元部内ではそう思ってる人もいるし、やっかんでる人もいる
という話は聞いている。やっかみはやっかみでしかないので高みの見物である)
でも、グループに在籍してた時は、あの時は、あーでさぁ
ごめんねーなんて言えなかった。
口が裂けても言えなかった。
それはある意味、私はみんなと同じだけど、一応は
主でまとめる役割だから、同じだけど同じではない。
嫌なことも、まとめることも両方するには
ある程度の距離は保つ必要があった。
後、私は一応女性だし、私より年上の男性を引っぱっていくには
ある程度の距離は必要。
そして、私は異動になって全く遠慮することがなくなったわけですよ。
それでも、「アメリアさん誘って飲み会をしたい」と
思ってくれるだけでもありがたいじゃないですか。
そして、当日やっとお疲れ様会が出来た。
「アメリアさん今どんな仕事にやってるんですか?」とか
「メンバーは私の子供くらいの若手のメンバーと
私より若い課長の元、それなりに気を遣って仕事してる」
という話から、私がグループにいた時の話になって
「アメリアさんは、一言で言うなら、自分がいうのも
なんだけど、男前だった。大変だったと思うけど
男前すぎて、気持ちよかった。スパっと割り切ってて。」
他のメンバーも
「僕もアメリアさんとまた仕事したかった・・」という。
え?私、入りたてのあなたにはしこたま怒ったよね?
覚えてる??(笑
最後の方になって、私と一番闘いを繰り広げたこともある
Aさんは(Aさんが参加したのもびっくりしたんだが)
「僕はね、アメリアさんの班がすごく懐かしいなって思ってて
何でかなーって思ってたのは、小学生の頃、クラスに活発な女子の学級委員が居てその子が頑張ってクラスまとめてる感じ?あれにすごく似てて
なんか妙に懐かしいなぁって心地よかったなぁ」って言ったんです。
Aさんは某有名企業の役員をしてた人で、それなりのステイタスを
お持ちの方なんです。
そんな人と、揉めるなんてそもそも案件が悪すぎるわけ。
かといって、頭を下げてやり過ごすことも違う。
なので、真っ向勝負しかなかった。
互いに謝ることはなかったけど、仕事は仕事で向き合いました。
出張の同行もあったし。
でも、そうはあっても、互いにまぁ色々あったけど
頑張ったからもういいよねみたいな感じはあった。
それが互いに認めることだと私は思ったわけです。
はい。
そんなAさんからのコメントはちょっと嬉しかったなぁって思いました。
頑張って良かった。あの時。くじけなくて良かった。
きっとあの時の私があって、今の私があるのだから。





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