安倍晴明さん頑張ったねって話(FGO、ネタバレ注意)

初めに

5.5章である「平安京地獄界曼荼羅」をクリアしました。そして久しぶりに書きたいなということで、今回初登場した安倍晴明さんに焦点を当てて考察していこうと思います。まだクリアしてない人は読まない方が良いです。

天覧武者聖杯戦争

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天覧聖杯戦争は安倍晴明の提言によって行われたとされています。ただし、本人の口からではなく手紙での提言であり、そしてその安倍晴明本人は行方不明になっているという状況でした。これを怪しいと主人公一行は行動を起こします。

ただ実際のところ、これは本当に安倍晴明の手で行われたことなのです。(まあ諸々の準備自体は京の陰陽師の手によるものですが。)

その根拠については順番に書いていきましょう。

①召喚されるサーヴァントがキャスタークラスのみ

キャスタークラスの基本戦術はクラススキルである「陣地作成」を行使して「魔術工房」を作り、そこで敵を待ち構えるというものです。

当たり前ですが、全てのサーヴァントがキャスタークラスということはその多くのサーヴァントが自分の陣地に引きこもってしまうということであり、結果的に聖杯戦争の硬直をもたらします。

これによってリンボの目的達成を遅延させるとともに、民への被害を最小限に抑えることができます。

加えて、キャスタークラスは直接戦闘が苦手なクラスであるため、十分な事前準備が出来ていないカルデア一行を助ける意味合いもあります。

②マスターの選定方法が実質ランダム

力のある者が天覧武者として選ばれるわけですが、その力というものが単純な腕っ節だけではなく、知力も考慮されるものであり、また人間だけがマスターになれるとは限らないという選定方法になっています。

まあ紫式部以外は全員物理的に強い連中なのですが、性格上聖杯戦争に向いていなかったり、そもそも聖杯戦争そのものにはあまり興味無かったりというマスターが3人(紫式部、源頼光、酒呑童子)もいます。

酒呑童子に至っては鬼であるために京に侵入するのも一苦労です。

これもまた聖杯戦争を遅延させるための策略ですね。

③行方不明の坂田金時のサーヴァント

最後になっても作中で明らかにならなかった金時のサーヴァントですが、その正体は状況証拠的に安倍晴明で確定です。

何故なら、ずっと京にいた金時が召喚したサーヴァントが京全体を監視できる安倍晴明に把握できないわけがなく、終盤のリンボが正体を表した際にサーヴァントが一人でもやられればヤバいという状況であるにも関わらず金時のサーヴァントについてはスルーしてましたからね。

恐らく、召喚されたサーヴァントの安倍晴明は召喚された直後に生前の安倍晴明と合流し、リンボと同様に融合したのでは無いかと思われます。

前述したキャスタークラスだけの聖杯戦争もサーヴァントの自分自身を召喚する為に仕込んだものでもあるでしょう。何故自分を召喚したかったのかについては後述します。

どうして安倍晴明は自分自身を召喚したかったのか?

これはつまり、英霊となった自分自身がグランドクラスの資格を持っているからです。何故持っているのか知ってるのは、本人が千里眼EX持ちだからですね。

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今回、ビーストになる可能性のあるキャラクターは恐らく3人います。

即ち、伊吹童子、丑御前、玉藻の前の3人ですね。リンボは人類愛を持っていないのでもちろん除外しますが。

恐らくは安倍晴明は自前の千里眼によってこれらの3人がビーストになる可能性を把握していたのだと思われます。

よって、その対策の為にグランドサーヴァントである自分自身を召喚したのです。

ただ、グランドクラスは強力な反面、通常のサーヴァントと違って制約が多いです。ビーストを打倒するためだけのクラスですからね。

聖杯戦争に参加したり、カルデアに肩入れしようものならグランドクラスの資格を返上しなければなりません。

もしそうなると当然ビーストに対抗できませんから、今回は文字だけの干渉しか出来なかったというわけです。

もちろん、仮にビーストが出てきたならばその時は自分自身が出張るつもりだったでしょう。

因みに、相性を考えると上述した3人がビーストになっても、グランドクラスの安倍晴明と現地の平安武者の協力があれば打倒し得たでしょう。

伊吹童子は八岐大蛇の分霊なので、スサノオの力を宿す頼光をグランドクラスの力で強化すれば相性的に勝てるでしょうし、丑御前については金時がいるので同じように強化してやれば勝てるでしょうし、玉藻の前については逸話的に自分で殴れば勝てるという塩梅ですね。

結果的にはリンボが魔力を無駄遣いしてくれたので、安倍晴明的には一番楽な展開になったのが本編なのだと思います。

平安京は陰謀家だらけとは本編で主人公が言ったことですが、安倍晴明はきっと正義の陰謀家なので、許容したいところですね。

結局のところカルデアありきの策略ではある

仮にカルデアが干渉しなかった場合、渡辺綱や酒呑童子が戦いを止めない上に、リンボは不足分のサーヴァントを自力で召喚できてしまうので、新しいロストベルトができてしまう結果となっていたでしょう。

まあでも特異点ってそういうものですからね。現地人だけでどうにかなるなら特異点にはなりませんから。

カルデアもリンボを倒すなり、情報を引き出すなりしなきゃいけませんから、Win-Winの関係だったのではないでしょうか。

最後に

まあ一つだけ残念だったのは安倍晴明の実装がかなり先であろうということが分かったことですね。

グランドクラスはクラスを返上せねばカルデアには来れませんから、来るとしてもビーストであるコヤンスカヤを倒してからとなるでしょう。

欲しい人はそれまでガチャ禁した方がいいかもしれませんね。

では、今日はこの辺で終わります。次に何かを書く時はいつになるやらって感じですが、また書いた時は宜しくお願い致します。

良かったらスキを付けて行ってくださいね。

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