面白い新人が入ってきた

万年人手不足の現職場。
(「話せない私~で描いている、ゆるふわ職場は既に後にしています。」)
オープニングスタッフとして入ったものの、人がバタバタと辞めていき、気が付けば私の働いている時間帯は私が一番の古株になってしまった。

う~ん、このままだと私もストレスとか色々で潰れてしまうなあ…
しかし漫画も中断したくないし、金銭的にも今辞めるのは得策ではないよなあ…。
それならどこでどう力を抜いて、どう受け止め方を変えればやっていけるかな?
と、キャパオーバーしないように工夫をしたり、
(ここでもっと頑張るしかない!努力でカバーしよう!なんて思わなくなったのがポイント)

あ~これ以上人員を減らさないためにも、「私なんかが口出ししていいものか…」なんて思わずに、色々提案したり、自分から動いたりして頼られる側の人間になるしかないんだな~面倒くさいけど。
しかし言うて私もまだまだギリギリからちょっと上に行けた程度の心身で生きている人間だし、頼られ過ぎても絶対折れちゃうよなあ。
でもその場で無理!ってピシッと言うのはまだ下手だから、
事前に小出しに自分の限界ラインとかも何気ない話に織り交ぜて皆に伝えておこう…。

なんて考えながら試行錯誤するうちに、「話せない私~」の漫画内で描く予定の私よりも、精神的にもコミュ力的にもさらにパワーアップはしていると思う。

まあそのパワーアップの仕方が、「頑張りすぎない」「ガス抜きの仕方を覚える」「そのために愚痴も言う」「うまく話そうとするのではなく、自分が生きやすくなるために会話を利用する」と言った感じなので、
必死に笑顔を貼りつけて何でも誠実に受け止めようと頑張っていた頃の私を知っている人から見たら、きっと目も死んでるし何でもハイ!なんて良い返事はしないし、とても性格が悪くなったように見えるかもしれない。

しかし自分の憧れるなりたいものと、自分の生まれ持った性質は違うのだ。
本当は明るくていつも笑顔で何でもテキパキこなせる人になりたかったけど、私には私なりのジメジメとした生き方があるのだと悟り始めた。

不思議な事に、性格が悪く(見えるように)なってからの方がいろんな人とスムーズに人間らしいコミュニケーションが取れるようになったし、都合よく利用されていると感じる事も減った。

やっぱり「良い人」ってのは「どうでも良い人・都合の良い人」って事なんだなあ…。

でもまだまだコミュニケーションは不器用なところもあって、
ああ~~~あんな事言わなければ良かった!と後悔したり、
逆に変に気をつかってしまって自分の気持ちを言い出せなかったりする時もある。
やっぱり人との交流って面倒くさ!!ああ~今なんだかとても言葉が出辛くなってる…。

そんな風に少しずつ強くなっていきつつも、同時に相変わらずの生き辛さを感じて悶々とする日々も繰り返していた今日この頃。
職場にまた新しい新人が入って来た。

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