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元かんもく少女に背中を押してもらった話

7月末にTwitterのデグー垢でイラスト企画を行い、色んなお宅のデグーちゃんを描かせていただいた。

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イラスト40点、48匹のデグーちゃんを1週間位で描き上げた。
有給消化中で連休だったからできた事である。


…が、やはりほどほどにしたり、自分の体を労わるのが下手なので(というか描いている間は集中しすぎて体の異変を感じなくなる)、描き上げた今になって右肩がこりすぎて痺れているし、右手首の付け根が痛いし、目がめっちゃしょぼしょぼしている。

でもこれ位に没頭しないと「ああ絵描いたな!!!」と思えないのも、絵描きバカの性かもしれない。

久しぶりに寝る間も惜しんで物凄い勢いと集中力を使い、イラストのクオリティに重点を置く描き方をして、色の塗り方を模索したり、デグーのフォルム・表情などの勉強をした。

無事LINEスタンプとしてリリースして、リアルタイムに色んな人達に喜んでもらえているのを感じる事ができ、絵を描くの純粋に楽しいなと思えた。

この6年は本当に本当に張り詰めた気持ちで漫画を描いていたんだな。
(※何度も言っているけど、描く理由や意味・絵の描き方・自分の気持ちのベクトルが違うだけで、場面緘黙漫画を描き続けた事が嫌だったわけではないですよ!)

あと、絵を描かせていただいた方の中にも、「実は私も場面緘黙でした」という方がいたり、場面緘黙漫画を読み始めて下さったりする方がいたりと、場面緘黙関連でも新たな嬉しい出来事が起こっている。

こうして絵を通して人と交流を図ったり、新たなステップにまた踏み出せたのは、「話せなかった人」として漫画を描いた6年間の事で、場面緘黙漫画を描いてきた今までを振り返ったり、今自分の感じている事・消耗してしまった事について話し、そして決意表明のような事をする事ができたからだと思う。

そして半年以上もそうした自分の気持ちを記事として書くべきか悩んでいた私の背中を押してくれたのは、私と同じく場面緘黙の啓発活動を長い間やってこられた、入江紗代さんだった。(以下さよさんと呼ばせていただく。)

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