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【試写レポ】『ハケンアニメ!』特別試写会【30_2022】

ごきげんよう。雨宮はなです。
今回は珍しく?大手さんのエンタメ作品に当選し、『ハケンアニメ!』を鑑賞してきました。シネマカフェさん、ウーマンタイプさん、ありがとうございました。

今回は作品についてと試写会についてを語ります。
※今回は公開前ということを踏まえ、ネタバレのないよう頑張って作品について紹介します。

正直、ナメてた。

「大手が制作してるし、人気俳優を起用して”アニメ”って言っておけば売れると思ってるんでしょ。ハイハイ」
これが観るまでの印象でした。大手の作品なんて大体中身も演技も決まってる、お金出して観るかわからないし試写会で観ておきたい…という不純な動機で応募したのも事実です。斜に構えすぎてました、ごめんなさい。

実際のところ…見やすく作品に引き込む計算のしつくされた業界説明に始まり、隅から隅までズズズイーッとほぼ完ぺきであろうキャスティングに、丁寧に回収されていくドラマ、オタク感性をくすぐるオリジナル作品の描写に至るまで、まさにフルコースのディナーを提供されたかのよう!!大手ならではの「熱い」作品でした。

主役が吉岡里帆さんというだけで「あぁ、流行の役者さん(それも顔面偏差値高め)ってことは、そこまで演技は必要ない感じかな」なんて思っていたのも反省します。あの美人が陰キャ的なしゃべり方と表情の作り方をできるなんて…!吉岡里帆…おそろしい子!(このネタ、わかってもらえるんだろうか)

人間が写ってないシーンに制作陣の本気を感じる。

ハリー・ポッターシリーズ並みにCG班が大変だったんじゃないかなと思いました。最近流行のSNS描写が「えげつない」レベルで使用されています。もはやアニメーション作品です、半分くらい。ピンクと青の走る様子や増減は観ていて楽しいし、恐ろしくもあります。

また、作品中に2つのオリジナルアニメ作品が展開されますが、「え、テレビ放映しないの?」ってくらい面白そうだし、作画がきれい。テレビ放映がないにしても、劇場版オリジナルで十分通用しそうなんです。主人公サイドの『サウンドバック 奏の石』はNHKでやってそうなんだよなぁ、「10年後に誰かの記憶に残ってるアニメ」って設定からしても。
嫌な言い方になりますけど、この作品を劇場に観に来ないであろうアニメオタクたちさえ大切にしていると感じられるアニメーション。そして、中の人に本物を起用…。それも、”なんちゃって”やペーペーでなく、ビッグネームから流行若手まで

安心して観においでよ、アニオタの諸君…。

何よりのQライン!

シネマカフェさんのイベントは体調を崩してしまい、欠席してしまったためゲストトークを聞くことがかないませんでした。ウーマンタイプさんの試写は鑑賞とアンケート入力で終わるさっくりとしたものでしたが、まさかの興奮ポイントが!

いくつかの試写室にお邪魔しましたが、初めて行く試写室での鑑賞でした!その試写室は社内の奥にあり、スタッフさんの誘導に従って進むとそこはまさしく「現場」。アニメ制作の現場ではないにしても、この後お仕事映画を観ようとしている人間にはたまらないQラインでした!

※Qライン:ディズニーリゾートアトラクションの待機列スペース。そのアトラクションにまつわる装飾が施されている。例として「タワー・オブ・テラー」はエレベーターにたどり着くまで倉庫の中を歩く設定になっており、ハイタワー三世が集めてきた財宝やそれにまつわるエピソードが描かれた絵画を観ながら進む。

さいごに

アツいだけでなく、サラッとちゃんと社会問題に触れたりしてるんです。もうネタバレしてしまいたい。あと10日弱待たなくちゃいけないなんて、軽い拷問です。なんでこんな良作がゴールデンウイーク作品でも、夏休み作品でもないのか…かなり疑問です。ゴールデンウィーク明けの落ち込みをカバーしたかったのか???

二次元にも三次元にもワクワクできる『ハケンアニメ!』は、5月20日(金)よりロードショー!

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