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【試写】自分をシンプルにする『100日のシンプルライフ』

ごきげんよう。雨宮はなです。
先日、Filmarksさんのオンライン試写会に当選し、一足早く鑑賞することができました。

監督:フロリアン・ダーヴィト・フィッツ
出演:フロリアン・ダーヴィト・フィッツ、マティアス・シュヴァイク
100日のシンプルライフ

断捨離やミニマルライフなどのワードに興味がある私のセンサーにがっつりひっかかりました!
Twitterの公式アカウントもフォロー済み、プレゼント企画(<100人が選ぶ人生を豊かにする100のモノ 10日目キャンペーン>なるもの)に応募し、当選した結果、瓶ビールが送られてきました!
ありがとうございます!

(メモ:あとで写真をここにはさむ)

感想は、

正直に言うと、個人的にはあまり楽しめなかったです。
期待値を高く設定しすぎたこと、予想(理想)としていたつくりと違っていたことが理由です。
なので、映画として駄作だとかそんなことは無いと思います。
あくまで、私はそんなに好きじゃないなってだけです。

断捨離、ミニマリストとしての生活を描いたものを期待していたのですが、それは原案となった(らしい)『365日のシンプルライフ』にとてもよく描かれていました。
今作はそれに着想を得てドラマを作るとこうなる、っていう感じです。
断捨離要素少な目でドラマを楽しみたい方にはちょうどよさそうです。

生活がシンプルになる

生活がシンプルになった様子が描かれていたのは、スマホ依存症のパウル。
洗濯ものを干した下に観葉植物を置いて垂れてくる水で水やりをすませたり、片手鍋でお湯を沸かしてお茶をいれたりと、少ないもので心ゆたかに過ごす工夫が表現されています。

空間が増えた部屋は、落ち着いた表情のパウルそのものという感じ。
空間の分、余裕がある。
「〇〇のための✕✕」は購入したときは幸せを感じるかもしれないけど、生活をごちゃごちゃにして滞らせるだけっていうのがよくわかります。
”あったら便利、は、なくても平気”ってことばがありましたね。
まさしくそんな感じ。

自分がシンプルになる

ルーシーとの恋愛やパウルとの友情を通して、トニーの劣等感からくる虚勢癖や支配欲が描かれます。
朝のルーティンやパウルに責められたときの台詞に「見た目」を意識した言動も描かれていますね。
トニーは常に何か、誰かの上に立っていないと不安なのが随所に出ています。

自分の行動が何からくるものなのかを考えてみたとき、自分に自信がなくて虚勢をはるためにどうにかかっこつけようとしたものだったり、相手を把握することを飛び越えて”掌握(ほぼ支配)”になってしまったりすることに気づきます。
では、なぜそうなってしまうのか。つまり、なぜ自信が持てないのか。
それに気づく流れがトニー側にはあります。
言動と思考をそぎ落としていった先にある、残った感情と向き合うことで自分がシンプルになる様子が描かれてます。

自分もリストをつくってみよう

さすがに、”すべてのものを倉庫に移して、素っ裸で始める”なんてことはしないものの、自分の持ち物をリスト化してみたくなりました。
私は今現在、いくつのモノに囲まれてくらしているんだろう。
部屋に遊びに来た友人たちには「結構モノが少ないね」と言われるけれど、ぱっと見わたしただけでひょっとして100個あるんじゃないだろうか。

自分が社会的に生存するのに必要なものはどれか、何個になるのか。
自分が自分らしく生活するのに必要なものはどれか、何個になるのか。
ちょっと試してみようと思います。

今回も最後まで読んでくれてありがとうございます。
ではまた次の記事で。ごきげんよう。

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