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【試写】『前科者』最速試写会レポ【01_2022】

ごきげんよう。雨宮はなです。
Filmarksさんの抽選に当選し、参加させていただきました!サラリーマンの街、新橋!マナーは期待できそうだ!11月の『ラストナイト・イン・ソーホー』に引き続き、ありがとうございます。
今回は試写会の様子、映画作品、上映後イベントについてお話します!

※今回は公開前ということを踏まえ、ネタバレなしで作品について紹介します。

”寄り添ってくれる”作品

上映開始前にプロモーション担当の方が舞台上でマイクを使って少しの時間ですがお話を聞かせてくれました。

「森田さんもインタビューでおっしゃってますが、”浄化される”ような感覚になります。決して”重い”映画ではありません。」
「泣けたときは、泣いた、と言ってください。でも、強制するような映画ではありません。とはいえ、何か感情の機微に触れるような作品ではあるはずです。何かを持ち帰ってもらえれば」

133分、スクリーンを見つめて彼の言ったことがわかる気がしました。私は自分の眼球に涙の気配もありませんでしたが、物語が進むにつれてすすり泣く声は増えていったし大きくなったのが聞こえていました。

確かに、難しいテーマを扱ってはいるけど「重い」とは違いました。これを「重い」と感じる人やそうとしか表現できない人は、こういったものを認めたくない人種なのではないかとさえ思えました。真剣だったりシリアスな雰囲気や対象に耐えられない人。でも、そんな人ほど観るべきなのでしょう。そんな人を含め、どんな人にも”寄り添ってくれる”、これはそんな作品です。

映画についての所感

公開までまだあと2週間あるので、ネタバレをなるべくしたくないのですが、ものすごく語りたいことがたくさんあります。でも、語るとネタバレになってしまう。プロモーションの方には「これは言わないでくださいね」とお願いされているポイントがあってそれを避ければ良いのだけれど、個人的には「何も知らずに観る方が良い」と思える作品でした!
余計な情報を入れずに、現在自分がもちうる知識や情報、価値観でもって向き合う133分を過ごすのが最適だと思います。

そう、133分。「長いよ、マーベル作品かよ」と突っ込む人もいるかもしれません。最近の映画は120分以下で作られていることが多いですから。でもこれは、まったく長くないのです。どんなに短くても長く感じる作品がありますが、これは全くの逆。
それはおそらく、情報の出し方が丁寧できれいで、設定にも演出にも下手な小細工をすることなく、考えさせることはあっても気持ちを必要以上に揺さぶるつくりをしていないことが理由でしょう。そして、それを可能にする役者たちの演技の高さがそれを現実にしています。

上質な役者さんたちが揃っていました。最初、予告編を観て有村架純さんが主役ならまず間違いないだろう、というメタ思考で試写会に応募しました。確かに彼女は間違いなかった。けれど、今作は彼女よりも森田剛さんの演技に目を奪われ、引き付けられる結果となりました。

学生時代の役者さんの子どもらしい無垢な感じと成長した姿との面影がハマりすぎていて、キャスティングの力の入り具合を感じました。主役を(名の知れたという意味の)豪華俳優にするんじゃだめだ。ちゃんと演技力が豪華な俳優に頼み、その幼少期に違和感のない子役を選ぼうとする仕事への情熱と責任感を見出した気がしました。

試写会そのものの運営について

比較的お行儀の良い試写会でした!よかったー!!嬉しいです。ニッショーホール(新橋)という土地柄でしょうか、六本木や虎ノ門よりも落ち着いた人が多いような気がしました。
キングスマンに入社したほうが良い人たちは見かけましたが、それでも、

エンドロール中にスマホをつけたり、
規制退場のアナウンスを無視して退場したり、
階段利用のアナウンスを目の前でスルーしてエレベーターに乗ったり、
会場内で水分補給してたり、

くらいで済みました。それを諫めたり、強めにお願いするのが苦手そうなスタッフさんたちではありましたので仕方ないのかなという気もします。

おわりに

公開まであと2週間もあるなんて信じられません。私はすでにもう2回目を観たくなっています…。辛い…。来週もう一度試写会に行かせてもらえないかな…。

ぜひ公開してすぐに観に行ってください。きっともう一度観たくなるはずです。「もう一回」をしやすくするために、ぜひ早めに行きましょう。最終週ではきっと後悔します。

そんな『前科者』はさ来週金曜日(28日)より公開!

最後まで読んでくれてありがとうございます。
ではまた次の記事で。ごきげんよう。


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