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煮詰めて焼いて切って捨てた

Ciao!ゆうです。

愛を知りたい───なんて言えば、それはきっと美しいものに聞こえるだろう。それを一身に受け止めて、大切なものとして抱えていたい。そうだ、私は「愛されることに慣れたい」。
そのはずだった。実際、私は同性が相手でもいけると思っていたし、あくまでそれが仕事とはいえ、その時間の限りは私を好いてくれる。だから、私にとって好都合だったのだ。私は自分が”セクシャルマイノリティ”であるかどうかを、確かめたかっただけなのだから。
いま記しているこれは、私がほとんど自分の考えを整理するためのものなので、今までで一番読みにくいかもしれないのだけれど、どうか許してほしい。
そしてよければ、聞いてください。私の顛末を。

某日、レズ風俗を利用した。

それは上記にあるように、私がどういう人間であるか知りたかったから。
もっと詳しく知りたい方はこちらを読んだらわかりやすいかも。

私は他人から恋愛感情を持たれることが苦手だ。
ついでに、私は性行為に対して強い拒否感を持っている。
だから私は考えた。「まずは相手に好かれる、ということに慣れなくては。そしてあわよくば、自分が性行為ができる人間なのか確かめられたらラッキー」だと。言ってしまえばそんな自己都合に他人を巻き込むのはあまりに申し訳なく、金銭のやり取りが発生するものであれば、気兼ねなく利用できると考え、そして当日を迎えたわけ。
もうこれを書いているいま、当日の記憶はほとんど朧気になっている。
ただひとつ感じたのは、「プロフ写真盛りすぎでは!?」という、ね。(以下読まなくていい文章)
いやもちろん人の容姿をどうこう言うのはタブーなのだろうけど、いろんな口コミ?利用者の方々が「お人形さんみたい」「びっくりするほど顔立ちが整っている」と言っていたのと、実際プロフィール写真が(お顔はみえない雰囲気写真)とても綺麗な方だったから、結構自分の中でハードルを上げてしまっていた。これはもう本当に、失態であった。だから気分的に盛り上がり切れなかったところもあるのかもしれない。

結局のところ、キスをしても、肌を重ねても、愛が何かを感じることはできなかったし、節々で大事にされているのが伝わってきても、それの受け止め方がわからなかった

そういえば、私は「大事にされる」方法がよくわかっていない。自分の荷物を持つよ。と持たれるのも苦手だし、わざわざ車道側をかばって歩くようなことをされるのも苦手だ。ムズムズする。誰かわかってほしい、この気持ち。純粋なやさしさであることは理解しているのだけれど、素直に「ありがとう」と言えず、「いや、いいよ。気遣いありがとう」と断ってしまう。なんだか小っ恥ずかしいのだ。だから、「大事にされ方」がわからなければ、「愛され方」がわからないのも当然かもしれない。(いま思い当たった)

「愛されることに慣れる」この目標は非達成に終わった。
これはきっと、長い時間をかけて自分と向き合っていく問題なのだと思う。

次に、「自分はセックスができるのか問題」。これは私の根本的な心の問題で、私は推しのR18を嗜む腐女子でありながら、こと自分に関する性についてはずっと嫌悪感が付き纏っていた。自分が誰かとセックスをするなんて想像できなかったし、気持ち悪いとさえ思ってしまうような、そんな感じ。
だけどこれはのちに、「性嫌悪」と呼ぶらしいことを知った。なにも問題ではなかったのだ。いや、当人からすると問題なのだけれど、そういった言葉が存在していることで、「自分は異常かも」という強迫観念?何かに追われるような、ああいう感覚からは解放された。気がする。気がするだけね。(笑)
この問題については、まあ……という感じ。
なんだろうな、実際できたかできなかったかで言えば、できた。
できたのだけれど、これを世の人たちは楽しんでいるのか……みたいな、なにこの「俗世の興を味わってみた感」。思ってたのと違ったとかではないのだけれど、まあこんなもんか。という。

いまこうして思いを綴っているけれど、以前のように”未経験”の自分に焦るような気持ちが軽くなったという点で、利用してよかったと思う。いわゆる「感じる」という経験ができたことは、自分にとって大きな成果だし、自分がどのような人間かを知る一歩を踏み出せたのではないか。

まあ正確に言えば”未経験”であることに変わりはないのだけれどね。
本当に好きな相手となら、なにか変わるのだろうか。

Twitterでこの経緯を話すと、予想以上の反応が来て、しかもみんなに「大丈夫!?」とか、「経験がどうとか、悩む必要なんてないよ!」と言われてしまって、笑ってしまった。私だって、自分がある程度経験している側の人間で、もし友人が「経験がないことがコンプレックスだからレズ風俗行ってきた」なんて言い出したら、すごい勢いで止めたし心配しただろうよ。正気に戻れ!!って。
でもこれって本人にしかわからないことだし、その心配の声かけはとてもありがたく頂戴したけれど(まあそもそも事後報告ということもあって、別にやめときなよ!とか言われたわけではない)、私にとっては人生かかってるというくらいには悩んでいたことの一つだったので、ごめんね、ありがとう……という気持ちと、「やっぱりやめとけばよかった?」という気持ち半々ってとこ。
何人かと話していくうち、性に対する嫌悪感はみんなあるものだと知ってほっとしたり、それは間違いではないということを教えてもらって、心が楽になったので、ここ数日はこの問題に対して思いつめることはなくなった。
実際数日たったいま思い返しても自分の決断に後悔はしていないし、こうして行動したことで自分の考え方が少し変わったり、背負うものが軽くなった部分もあり、成長したなあ……と謎の達成感を得ることができたように感じる。
自分がこれからどうしていくかについてはまだわからないけれど、もう少し気持ちが落ち着いたら、マッチングアプリとかを利用して、出会いを探すこともしてみると思う。「したい」って思わなければ、しなくていいんだよ。そう、フォロワーに教わったので。

このnoteを読んで、もし どうだった?とか、自分も利用しようかな.........なんて考えている方がいたら、ぜひ一言ください。
話なら聞けるし、こたえられる範囲で私も力になりたい。


最後に私の当日のツイート貼っとくね。

笑えるくらい、虚無だった。
終わって1、2時間は本当に(何してんだろ自分)なんていう、賢者タイムに入っていたのだけれど。
なんやかんや、自分の気持ち吐き出したりして、ここにたどりけた。

それでは今日はこのあたりで!

あなたの人生の暇つぶしに、どうぞ。

そういえばね、先日脱毛器が届いて、もう使っているのだけれど、なかなかいい感じです!
心なしか肌がスベスベになったような気が……!

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