大学時代の友人の話その1
今回の題材は「大学時代の友人」の話。
まず1人目は卒業研究の共同研究者。
同じ大学の同じ学部に入学。1年生時は同じ寮に在籍し、同じ課外活動を行い、同じ教職過程を履修するが俗に言う「適当に話すくらいはできる」くらいの仲だった。しかし3年の後期、同じ研究室のメンバーかつ同じ臨地実習先となることをきっかけに「大学内でのすべての活動」を共にすることになり、関係性は一気に深まった。その後も同じテーマの研究に「2人で」取り組むこと、バイト先が同じになることによって、「生活のほぼすべてを一緒に過ごす」関係となる。ご時世柄2人きりで海へ遊びに行ったりかまくらを作ったりと何でもかんでも2人で行動していると思われる程に4年時は共に時間を過ごしたほか、同じ研究室のもう1人の同級生と3人で年越し、クリスマスといった季節イベントを過ごした。
一緒に過ごす時間を重ねることで価値観やフィーリングが似ていることが分かり、時間を重ねることでさらに似ていった。(と筆者は思っている)
どちらかと言うと筆者が溺愛している節があるが、
・2人でテーマパークへ行った際に「あのカップルみたいに抱きついてみる?」との発言
・共同研究で用いるミトンに目をつけてパペットマペット状にした上で「この子はわたしとあなたの愛の結晶だね♡」との発言
・上記発言後、ミトンを可愛がり始めた筆者に対し「愛着湧いてきた?」と話かけ、頷いた筆者に対し「やっと子どもとして認知してくれたんだね…♡」との発言(ちなみに筆者が「ママ」らしい)
などといった愛(?)の深さが垣間見える言動が見られる為、むしろ筆者が溺愛されているのでは…と外部からは囁かれることがある。
ちなみに筆者にとっての二大エピソードは
・病みかけた筆者がふと「あー、生きるの面倒だなあ」と呟いた際に「じゃあ一緒に死ぬ?」との発言(茶化す感じは全くなく、真面目な顔をして言われた)
→そうだね、といった共感の言葉ではなく勝手に死ねとか死ぬのやめろとかではなく「一緒に死ぬ」という言葉に計り知れない重みを感じた。恋人にもこんなことを言える人は少ないのでは?
・雪道の中2人で話している時、「課外活動にあなたに誘われたときから、あなたとは何かを一緒にしたいなと思っていた」と打ち明けられる
→ゆ、友人としての最大限の告白的表現ではないか…?と筆者赤面。
大学卒業後はお互い地元に帰り約600kmの遠距離交流となるが、その後も頻繁に連絡を取っており、筆者の母には「遠距離恋愛みたいやね」と言われている、そんな間柄である。