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cast11 年収のはなし

「釣りで飯を食いたければバスプロに聞くな」

秦拓馬プロの言葉です。

こんばんは。おかっぱりオジさんです。緊急事態宣言も全国各地で解除され久しぶりの釣りを満喫されている方も多いと思います。

さて、今回は

「釣りで飯を食っていくには」をテーマに書いていきます。

緊急事態宣言発令後に釣りに関わる仕事ができなくなった方が多いと感じました。私はレジャーでなく仕事としての釣りは自粛の必要なし。と考えているものです。

ですが、釣りガイド、釣り船経営などに携わっている方はレジャーの釣り人が自粛してしまうと死活問題です。この矛盾については自分自身答えが出ませんでした。

そんな事を考えていると釣りを生業(なりわい)としている方の職業が幅広いことを知る事になります。

バスプロから一本釣り漁師まであげたらキリがないのでバス釣りに限定しますが、バスプロ、ガイドさん、メーカー社員さん、メーカー所属アングラー、釣りメディア関係者、釣りブロガーさん、YouTuber、釣り具屋さんなどなど。

秦拓馬プロの発言について考える

「釣りで飯を食いたければバスプロに聞くな」と秦プロがYouTubeで発言してましたが真意について考えていきたいところです。

逆説的にはバスプロだけでは飯を食えない(食えない可能性が多い)

と言いたいのではないかと思います。バスプロの収入についてはJBTOP50プロの黒田健史プロがYouTubeでバスプロの年収について語っていますのでご覧ください。

黒田プロの話を聞く限りでは、

ガイドで収入を得る ⇨ トーナメントに出て成績を残す・賞金を得る ⇨ メーカーから声がかかり契約する ⇨ メーカーの製品提供がある ⇨ メーカーから契約金を得る ⇨ 自分のプロディース製品を開発・発売し売れた分のロイヤリティーを得る ⇨ 釣りメディアの取材で出演料を得る ⇨ 本やDVDを発売する など

順番はこれに限りませんが、従来のバスプロの収入と流れはこのようなイメージだと思います。また、メーカーの契約金を得る以降のステージまで上がれるプロは一握りであることも付け加えさせて頂きます。

従来のバスプロステージを目指すことは最適解ではない

上にあげたステージの流れで飯を食っているバスプロには同じ経験は語れても、これからの時代にマッチしていとは限りません。

特に秦プロが発言すると重みがあります。

秦プロはもともと生業としていたガイド業を辞め、近年はトーナメントにも出ていません。最近釣りを始めた人から目線では「ジャッカルの人」、「釣りYouTuber」と言っても過言ではありません。

しかしバスプロとしての稼ぎはかなり多いと思われます。

秦プロがプロディースした製品のロイヤリティーとYouTubeからの収益、メディア出演料が収益の柱だと思われます。

秦プロ以上に稼いでいるバスプロは多いが・・・

上には上がいて秦プロ以上に稼いでいるバスプロは多いです。しかし大きな違いはメーカー関係者でないことです。推測ですが秦プロ以上に稼いでいるバスプロはほぼメーカーのオーナーか取締役以上の役職と思われます。

メーカーさんを立ち上げるかフリーランスでいくか

メーカーとして商品を開発し販売するので参入障壁の高さは計り知れません。会社経営、社員雇用、商品在庫、資金繰り・・・。その分利益はフリーランスの比ではありません。

一方フリーランスはメーカーに認められれスポンサーの商品の売り上げに広告塔として貢献し、知名度を上げた後に自分のプロディース商品のロイヤリティーで利益を得ることになります。参入障壁はメーカーより断然低いです。

これからのバスプロとはインフルエンサーとしての影響力

スポンサーの広告塔としていかに売り上げに貢献するか

スポンサーに頼らない収入源をいくつ持つか

どれだけのファンや信者をもっているか

つまりトーナメントで勝ち続けること、釣りがうまいことが絶対ではない

そんなことを秦プロは伝えたかったのだと思われます。

ここからは私見強めですが・・・

YouTubeやSNSはツールのひとつにすぎないかもしれません。

スポンサーを得ることが全てではないかもしれません。

釣りをしなくても釣りで飯が食えるかもしれません。

「かもしれない」だけど、言えるのは今までの延長線上に未来があると限らない。ということ

今までのバスプロの延長線上にバスプロの未来があるとは限りませんしバスプロという職業が存続できるとも限りません。

今回の新型コロナウイルスの影響で釣りを生業としている方は大きなダメージを受けました。だれも想定していなかったことが発生しました。

釣りで飯を食っていくことを目指す若い方は釣り業界にとって貴重ですし、応援したいです。

一方でそんな方はひと握りです。なので、釣りが続けられるように頑張って生きていきましょう。柔軟に時代をサバイバルしながら好きな釣りが続けられるように生活していきましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございます。素敵な釣り時間を過ごしてください。


バスプロではないものを目指せ

ロコアングラーからバスプロになる

メーカーから 釣りのうまさ < 影響力

変化する バスプロのカテゴリーから抜けたい

バスプロにバスプロになりたいと聞いても無駄

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