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2024年前半戦、米国株式市場を振り返る!


2024年も前半が終了。半導体関連に牽引される形で、米国株式市場は順調に上昇を維持してきています。利下げの先送りと、回数の減少?に神経質に反応する場面も見受けられますが、一方でインフレの改善と景気の底堅さを実感できるマーケットと言えるのではないでしょうか。

S&P500とナスダックが、過去最高値を更新

6月取引最終日に

ハイテク、半導体関連のウェイトが高い順に、ナスダック、S&P500と成績は良く、6月28日一時この2指数は過去最高値を更新しています。NYダウは5/20に初の40,000ドルに到達して以来、おとなしげです。

S&P500のセクター別では・・

情報技術とコミュニュケーション・サービスが牽引

AIと半導体関連が大人気

AI関連の王者に引っ張られる形で、2つのセクターが大躍進。
情報技術(Information Technology)の中には、
もちろんエヌビディアと、そしてマイクロソフト、アップルが
コミュニュケーション・サービス(Communication Services)には、
アルファベットのグーグルと、
旧フェイスブックのメタ・プラットフォームズが含まれています。

因みに、アマゾンとテスラのセクター分類は、一般消費財(Consumer Discretionary)になります。

*ナスダックとNYダウは<グラフ2>を参照

<グラフ1>

AI分野でもマグニフィセント・セブンが存在感

エヌビディアは、AIのGPUを独占、マイクロソフトはOpenAIへの出資、先行効果を理由に買われています。そして、アルファベット、アマゾン、メタ、テスラは独自のAIや他社への出資でAI分野への積極的な進出を見せています。アップルも、いよいよiPhone等の自社デバイスを通じてのAIへの本格的な参戦を表明。

グラフ2は、2024年前半戦のビッグテック、マグニフィセント7の騰落率、成績表です。アルファベットとメタは、企業の広告費回復も株価上昇の理由にあげられています。


<グラフ2>

3兆ドルと2兆ドル

前半戦の大きな話題は、エヌビディアの時価総額3兆ドル(6/18)を超えとアマゾンの2兆ドル達成です。

エヌビディアは、6/18マイクロソフトを抜き、一時、時価総額で世界一に。今年に入ってからも、株価は、2.5倍ですから、突出しています。

エヌビディアの3兆ドルまでのペース
2023年5月 1兆ドル
2024年2月 2兆ドル
   6/6 3兆ドル
6/10  10:1の株式分割 
6/18   3.34兆ドルでマイクロソフトを抜く

*6/28時点では
1.マイクロソフト  3.32兆円
2.アップル. 3.23兆円
3.エヌビディア. 3.04兆円となっています。

アマゾンは

(アップル、マイクロソフト、アルファベット'グーグル、エヌビディア) 5社目となる2兆ドル(約320兆円)超えを達成。ECに加え、クラウドサービス、AWSとのAI連携を期待されています。

6月は、記録づくめの1か月でした。

まとめ

いずれにしても、2024年の前半戦も、投資信託やETFを通じての、S&P500を中心とする米国株への間接的投資やM7等、半導体関連の個別株への投資に効果があったことは、明白です。前半戦の過熱感から、一時的な調整は避けられないかもしれませんが、

長期投資を前提に、米国株式市場に参加し続けることができるように、今後ともこのnoteでは発信していこうと思います。

マグニフィセント・セブン以外にもあった、実力企業↓

*ご注意-このnoteは企業IRや直近のニュース等を参考に、一般的な情報提供を目的として書いています。投資家に対する投資アドバイスではありません。投資における最終意思決定は、ご自身の判断でお願いいたします。またデータ等の数字は、細心の注意を持って記載していますが当noteに載せている情報に基づく行動で損失が発生した場合においても、一切の責任を負いかねますので、ご了承ください。



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