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WEBデザイナーが違うなと思った日

私の職業は"WEBデザイナー"。

小学生の頃にワープロやパソコンを親から教わり、中学校にはホームページ制作にハマって高校生でWEBデザイナーを目指すことになり今に至ります。

つまり新卒からだと10年以上、10代前半の学生時代からだと20年以上もWebの事を趣味なり仕事なりでやってるわけです。

当時はWEBデザイナーという職業はあまりメジャーではなく、インターネット関係の社員の人やインターネット事業に参入してきた企業の人が片手間でホームページの作り方を覚えてて作っていたりもしてました。
ちゃんとしたWEBデザイナーとなると、美大とか芸大とかデザイン学科とか学生時代から美術やデザインを学んでいた人たちがなる職業でした。(今はだいぶそうでもなくなってきた?)

私はデザインの教育は短期間で受けたことはありますが、がっつり受けておらずほぼほぼ独学と実践で身につけてきました。


WEBデザイナーを辞めたい

羨ましがられる職業に就いてるのは良い事かもしれないけど、本音を言えば"WEBデザイナー"を辞めたいと思っています。

これは高校生の時にWEBデザイナーを目指すと決めた時から引っ掛かりがありました。
今思えばその時に目指すべきではなかったかもしれないです。
当時の社会人経験もない田舎娘には判断が困難でした。


WEBデザイナーに向いていない
と思った理由

私には"WEBデザイナー"は向いていないと感じています。
その理由が以下の通りです。

  • 自分の趣味でWebサイトやブログを作る事が好きなだけだった

  • 依頼を受けて決められたワイヤーフレーム上でデザインする事に楽しさを見いだせなかった

  • プロジェクトでは下流工程で言われたものを作るという流れが性格と合っていないと思った

  • 興味がないジャンルやクライアントとのコミュニケーションが無い案件のデザインを考える事に苦痛を覚える事が多い

あくまで私の性格・適正の話になります。
適正がある人だったらかなり良い職業だと思いますが、特にデザイナーはデザインしかしないというところが違うなと感じています。


"自分の適正"

私はありとあらゆる適正検査を受けてみると向いている仕事「WEBデザイナー」とよく出てきます。

「やっぱり私はWEBデザイナーで合ってるんだ!」
って思っちゃうのですがよくよく考えてみると、それらの適性検査を作ってる人ってWEBデザイナーの仕事内容の本当のところまでは把握していないと思うんですよね。

名前や大まかな仕事内容から、デザインを黙々とこなしていくみたいなイメージになってるのかもしれません。
それは間違いではないのですが、実際はWEBデザイナーの仕事の適正は本当は違うんじゃないかと思います。

例えば、

  • 細かい作業が好き

  • ちょっとのズレも気にすることができる

  • 要素を細かく綺麗に揃えるという意識を持って作業する事が好き

  • 人の依頼の意図を読み取って形にする事が得意

  • 納期を守れる・自分のスケジュール管理ができる

  • 自分の「こうしたい」が感情ではなく理論で成り立っていて提案ができる

  • コミュニケーションが円滑にできる

という人が向いているなと思います。

私の場合は「コミュニケーションは大丈夫」「大雑把」「1pxのズレよりこのページで成果が出るのかコンテンツ内容や数字が気になる」「自分の"こうしたい"がどちらかというとアーティスト気質」「自分で時間をコントロールできる環境が好き」など明らかに性格が向いていないんですよね…。

よくHSPはWEBデザイナーに向いているという記事もあるのですが、私は典型的なHSP気質ですがHSPはWEBデザインが大好きという人でないと中々キツいのではないかと思ったりもします。(もちろん人によります)

適性検査の結果はあくまで参考にして実際の仕事内容はしっかりと調べたり聞いたりした方が良いな~という学びもありました。


"WEBデザイナー"ではない
"WEBの人"へ

"デザイナー"になろうとするから合わないんだなというのが最近になって気づいたことです。

例えば私ならこうして自分のコンテンツを配信する事が楽しいと感じています。
それは中学生の頃に自分のホームページを作成してネット上にアップしてそれが楽しかったのです。
訪問者が少なくても息を吸うようにPCに向かっていたので本当に好きなんだと思います。

"WEBでコンテンツを配信する"などWEBで収益を挙げられる人になりたいと本音の自分を受け入れようという気持ちが湧いてきました。

適正がない事を無理してやらなくて良いんだと感じています。

WEBデザイナー以外での収益は今はまだ作れていませんが、これから少しずつ積み重ねてWEBデザイナーではない自分に合った方法で生きていければと思っています。

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