零れ落ちる夕陽

画像1 小川に漂う夕陽を両手ですくう。夕陽は指の間から溢れ落ち、水面で弾けて消えた。あの時の輝きも、手にしたのはひと時だけ。それでも輝きの記憶は、しばらく僕の進む道を照らす灯となった。再び灯が消えかけようとしている。零れ落ちるとわかっていても、僕はまた探しに行く。

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