あめ 2020年2月21日 20:15 雪道を歩いて家に帰る。積もったばかりの雪は、羽毛のように柔らかいので、転んでも痛くない。月明かりで輝いているので、迷うこともない。虚だった僕に、雪で浄化された空気が注がれてゆく。家に到着し、僕は雪だらけのブーツを脱ぐ。星屑みたいに雪が零れ落ちた。 #140字小説 #イラスト #イラスト #140字小説 9 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート