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「誰かの感情を動かせる人」に憧れている話

1年ほど前からよくお茶しに行っている焼き菓子屋さんがあります。住宅街の中にひっそりとあり、シュークリーム、カヌレ、ケーキ、マフィン、いろいろなお菓子が並ぶ大好きなお店です。

全体的にお値段は高めですが、店主さんをお見かけする度に本当にお菓子作りが好きなことが伝わってくるので、材料にこだわったり、丹精込めて丁寧に作っておられるのだろうなと思っています。

先日私がいただいたのは、重めのクリームがたっぷりのった可愛らしい見た目のキャロットケーキ。
甘さ控えめで、素朴さと上品さが掛け合わさったような最高の味でした。

食べているときはもちろんですが、そこから数日経ってもこのケーキのことがずっと頭にあり、思い出す度に元気が出るのです。

とても良いものをいただいたな、嬉しいな。

満たされた気持ちが続き、漠然と私も何か頑張ろうという気にさせられました。

好みの問題もあると思いますし、私はお店の方とちょくちょくお話もさせていただいているので、余計に感情が入るのかもしれません。

でもそういうこと込みで考えても、お菓子を通して誰かをこんなに満たされた気持ちにさせられるなんて、なんて素晴らしいことだろうと思ったのです。

良くも悪くもですが、私はすぐ誰かに憧れます。
今はこの焼き菓子屋さんの、「お菓子を通して誰かの感情を動かせる」ところに憧れています。

私にはあんなに素敵なお菓子は作れないけれど、写真や文章、そういった自分にとって身近なもので誰かの感情を動かしたい。

今はそんなわくわくした気持ちを胸に、日々思考を巡らせています。

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