見出し画像

1型糖尿病日記No.822

6月14日
この日は診断されて822日目です。

定期健診の日でした。医師の方や栄養士さんからの栄養指導で新たに教えてもらったこと、分かったことなどをまとめようと思います。あくまでも僕が聞いた話なので、参考程度に読んでいただけると幸いです。


診断結果について

採尿検査での異常は特にありませんでした。
採血検査からは、血糖値の平均の値であるHbA1cは6.1%とほとんど正常値に戻ってきました。

医師の方からは血糖コントロールも上手くいっているので続けてくださいと言われました。現状僕は、Cペプチド(自分で作っているインスリンの量)という値が基準値の範囲内なので血糖コントロールが上手くいきやすいそうです。この値が徐々に減ると体内からインスリンが生まれなくなってしまい、注射のみになるので今後血糖値のコントロールが難しくなっていくそうです。

また、僕は甲状腺の値がほんの少し高く、将来的に甲状腺の病気になる可能性があるみたいです。1型糖尿病は膵臓を攻撃すると同時に甲状腺も攻撃するからだそうです。

新しい病院に通い始めたこともあり、医師の方が再度、僕が1型糖尿病なのか抗体検査をしてくれました。糖尿病抗体というものがあり、この検査をして陽性であれば1型糖尿病の可能性があるそうです。

抗体はいくつかあり、今回は2種類の検査をしてもらいました。結果は陰性でした。他の抗体検査はまだしておらず、その検査で陽性と出るかもしれません。

陰性ではありますが、インスリン治療が必要であることは間違いないので1型糖尿病だろうという感じだそうです。1型糖尿病と断定できるのは、なかなか難しいみたいです。

インスリン注射を打つタイミングについて

僕は毎日最低でも4回、インスリン注射を打ちます。超速効型のインスリンを毎食前に1回ずつ、持続型のインスリンを1日1回です。

朝は食べたものの吸収が早いため、高血糖になりやすいです。これはインスリンが効き始めるよりも、吸収が早いからです。

そこで吸収の早い朝食時や炭水化物(糖質)単体の食事の際は、インスリンを5分程度早く打つのがいいみたいです。よく考えればわかることですが、僕は知りませんでした笑

激しい運動と血糖値について

昨日の日記で、1型でありながらプロテニスプレーヤーとして活躍されているA・ズべレフ選手について書きました。

1型の人がテニスなどの激しい運動する場合は、血糖値のコントロールが難しくなり低血糖になりやすいです。

そこで1型のスポーツ選手はどのように血糖値をコントロールしつつ、プレーしているのか医師の方に聞いてみました。

試合の前は、糖質をとらずに脂質やたんぱく質をたくさん摂取するそうです。糖質をとりインスリンを打つと、運動しているときにインスリンが効きやすくなり低血糖を引き起こしやすいそうです。

なのでインスリンは打たずに、糖質ではなく脂質やたんぱく質をとり、血糖値を見ながら低ければ血糖値が上がるようなものを食べてコントロールしているみたいです。

栄養指導について

前回初めて通院したときに、10日間ほどの食事をチェックしたいと言われ、記録して提出しました。そこから自分が食べる量とインスリンの量が適応しているのかを見てもらいました。ほとんど適応しているみたいです。

朝食にバナナを食べていたのですが、バナナも糖質なので、野菜や卵などに変更すると朝食後の血糖値が緩やかに上がるよとアドバイスをいただきました。


医師の方をはじめ、看護師さんや栄養士さんがたくさんコミュニケーションしてくれるおかげで、これまで以上に自分の病気と上手く向き合っていくことができていると思います。

僕はまだ同じ1型の方とリアルで出会ったことがありません。なのでこのnoteで発信をしつつ、1型の人とコミュニケーションしたりアドバイスをもらえたらいいなと思っています。

長くなりましたがご参考までに。ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?