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同窓会!?ムリムリ!そんなの絶対いかない!

夜の散歩が好きで、家の近くのローソンでカフェラテを買って、家の近所を20分ほどウロウロと歩く。夜の風が気持ちいいし、田んぼの焼けた匂いが好きだし、虫の鳴き声も好きだ。田舎では無いが都会でも無い。新興住宅街と昔ながらの村が混在しているような町で生まれ育った。
自分のルーツの町があるのは良いことだと思う。でも、小学生の時に友達はいたが今はもう誰とも連絡を取っていない。恋話や秘密の相談事が多いグループにいた。その恋話や秘密の相談の中に入れない事もしばしば。今思えば楽しく無かったのかも知れないけど、子供の頃はそれが世界の全てで、その世界の中で孤独になる事を酷く恐れていた。必死で笑顔を繕い輪の中から追い出されないようにした。そんな生活もあっけなく崩壊した中学1年生の秋。私がリーダー格の女の子の悪口を言っていたという無実無根の告げ口をされたせいで小学生の時に作り上げてきた友情関係は一瞬にして崩壊させられた。それなりに仲良くやっていたと思ってたんだけどな。
あぁ、こんなものか、人と人との関係はこんなものかとと当時は毎日泣いた。
だから、あんまり自分のルーツに対して肯定的な思いが無い。出来ればあまり思い出したく無い。

前置きが長くなったが先日小学校が同じで別の中学に進学した女の子からフェイスタイムで連絡が来た。

「久しぶり〜、今度の土曜日夜空いてる?」
いやー、この手の連絡は確実に何かの営業だな。(実際に中学、高校の友人?とも言えないような薄い繋がりの人達からエステとかなんとか色々な営業の連絡は来るようになった)
というか、空いてるけど誰と何するか教えてくれよ。断りずらいじゃん!

「多分仕事だわーごめんね」
夜に仕事はしてないので大嘘の返事をした。

「夜に仕事あるの?プチ同窓会しようと思ってたんだけど」
変な営業と疑ってごめんね!プチ同窓会?
メンバーにもよるけど、、、
などなどやりとりをして、人数的にもメンバー的にもまぁ行っても良いかなと思えたので行った。

(同窓会なるものは行くと精神が死ぬと思っているので絶対行かない、行くわけがない、と硬く心に誓っていたが私をハブったメンバーは居なかったし穏やかそうな人ばかりだったしせっかく誘って貰えたしと思って行った)

結論から言いましょう。
めちゃくちゃ楽しかったです。
小学生の頃の友人、つまり自分のルーツに関係する人たちと思い出話をして、肯定された気がして、心まで暖かくなりました。

昔のことを悪く思い出にし過ぎで
1つ浄化されたような気持ち。

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