中国のSNSツール「Red」を使って3日間で400人を超える中国人起業家コミュニティを作り上げた話

中国のSNS「Red」

　中国ビジネスに詳しい方であれば、小红书（Red）というツールを聞いたことがあるだろう。RedはInstagramとAmazonを足して二で割ったようなアプリであり、ショートムービーや写真を使ったSNS機能があったり、ライブ販売の機能で物販が行われたりしている。（下の資料を参照）
　Redは、文書、写真、ショートムービーなどを使って日常生活をシェアするSNSであり、中国の若者から絶大な支持を得ている。2019年7月にユーザー数は3億人を超え、MAU（月間アクティブユーザー）は1億人以上に達した。

Redで起業家コミュニティを呼びかけた結果・・・

　そんなRedを筆者も興味本位で使ってみた。先週アカウントを作り、起業家コミュニティを作ろうとRedで呼び掛けた。コミュニティに参加したい人は、自分のWeChatアカウントに連絡して欲しいと呼び掛けたところ、驚くことにたったの3日間で400人を超えるコミニティーができたのである。

既にコミュニティ内でビジネスマッチングが成立

　私は単なる雑談チャットにはしたくなかったので、グーグルシートを作って、自己紹介やどんなビジネスをやっているか書いてもらうように呼びかけた。（下はグループに入る条件を記載したRedの画像）すると、次から次へと事業を行っている人からの書き込みがあり、その後ビジネスマッチングに発展した。プロモーションをしたい会社とプロモーションを提供する会社がマッチングしたのである。この間、わずか2日、動きの速さにびっくりした。正直、ここまで影響力があると思っていなかった。

更にサブテーマを作りコミュニティを細分化

　今はコミュニティをさらに4つのテーマに分けている。コミュニティ内で興味関心が高いテーマでグループを作った。これからも参加者が増えそうな予感がする。

Redは自分のフォロワーのペルソナが確認できる

　Redの良いところは、自分のフォロワーのペルソナが確認できるところである。アカウントを作成して1週間、以下のような通知が届いた。自分のフォロワーの年齢層や位置情報、性別といった情報が提供されたのだ。どのような人が見ているのか分かるので、今後のコミュニティ運営に活かせ、とても良いと思った。
　今のところ、私のアカウントのフォロワーは25〜30歳が中心、女性が中心、日本にいる中国人が中心である。これからの運用がかなり楽しみだ。

中国関連でビジネスマッチングしたいと思っておられる方へ

　現時点で、かなりの在日中国人起業家がグループに入っており、ライブ販売のKOL育成、貿易、越境EC、不動産投資、建築関係、ITエンジニア、ペットビジネス、美容関係など幅広い分野の起業家が参加している。それらの方と接点を持ちたい方、何かしらビジネスを考えている方などがいらっしゃれば、ご連絡を頂ければと思う。
　また、コミュニティの中に、日本の老人ホーム及びデイケアの経営に興味を持っている方が複数おられる。もし、これらの人たちとビジネスを立ち上げたい方がいらっしゃれば是非ご連絡頂きたい。

連絡先　Facebookメッセンジャー
Ame Hidemura  https://www.facebook.com/amehola/