試験を諦めることは、試験を挑戦することより圧倒的に難しい。
どうも雨降らしです。
卒業シーズンですね。コロナで一変しましたが、新たな旅立ちへ向け素晴らしいスタートが切れることを祈念しております。
といっても、どこの誰ともわからない人間に祈念されてもという感じでしょうが。
さて、今日は資格試験へ挑戦している方、特に試験を受けたが結果が残念ながら夢かなわずだった方に、是非、ご一読いただきたい内容となります。
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試験を受けた後、自己採点をしてみた結果、
「残念ながら不合格」
かもしれないと思った方が考えること、それは、
「このまま試験へ挑戦を続けるか、諦めて別の道に進むべきか」
ということではないでしょうか。
その悩みに対する、私の答えを書きます。
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みなさん、どうでしょうか。
・難関試験に合格し人生を変える!
・合格率が低くとも、自分にはできる!
・一度きりの人生、やってみるか!
という気持ちで挑戦した方、多いかと思います。
一方で、試験結果が不合格だった場合・・・
・ここまでやったのだから、もう1年だけ
・次は必ず合格する
・家族も応援してくれるから、もう一度だけ
という気持ちがとてつもなく湧いてくるのではないでしょうか。しかし、どういうわけか、周囲から
「もう諦めなよ」
という言葉は、あまり出てきません。
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自分のできる限りの努力を行い、生活の全てを捧げやってきた、それでも試験の結果が厳しいものになった方、
「ここで諦めるのも一つの選択肢かもしれません」
司法試験、会計士試験、弁理士試験、不動産鑑定士試験、司法書士試験、税理士試験、社労士試験・・・難関試験と言われるものは、長い年数勉強したら合格できる試験ではありません。過程は関係ありません。
合格するには、生活のほぼすべてを勉強に捧げ、勉強方法が適切であった者、さらに運を味方にした者のみが合格できる、それが難関試験というものです。
考えてみてください。ちょっとした検定試験ならいざしらず、人生を一変することができる難関試験の合格です。試験によっては、大半の受験生が無職や一日中勉強漬けで挑んできます。合格レベルに達していない人や冷やかし受験の人などほとんどいない、全員が合格レベル前後の中での争い、どれだけ合格することが大変か、理解できるかと思います。
そんな試験だからこそ、
「自分だけは大丈夫」や「次は合格できる」
といった根拠のない自信、考えは持つべきではないと考えます。
また、1年、人生を費やし、先の見えない挑戦を続けて本当にいいのでしょうか?
続けたとしても合格できる保証はどこにもありません。
改めてですが、勉強漬けの日々を何千時間もしてきた受験者の中で、圧倒的に低い合格率をかいくぐり、挑戦する意義はあるのでしょうか。
また、合格したとしても、本当に就職できるのか、思い通りの収入が得られるのか・・・本当に挑戦する意義はあるのか。挑戦する価値はあるのか。
そして、
「諦めるという決断は、自分自身でしか下せません」
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試験からの撤退の決断は、非常につらいことかもしれません。また、一度やり始めた以上、時間を費やした以上、諦める決断は、挑戦する時の前向きな気持ちで下した決断とは違い、とてつもなく難しい判断になります。
それゆえに、一度の人生、慎重に、周りの方の意見を参考に、考えることも一つです。会計士試験の経験者として、また、自分自身が試験の時に考えたこととして、あくまで私見ですが記事を記載いたしました。
どうでしょう?
ここまで読んでの、今のあなたの気持ちが答えです。
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そして最後に。
ここまで読んで、なお、心折れず、
「どうしても合格したい」
と思った方。
そんなあなたであれば、もう一度だけ、
「試験に挑戦する価値がある」
のかもしれません。
がんばってください。
雨降らし。