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映画『怪物』@イオンシネマ座間

ずっと愉しみにしていた映画を 観てきました。

脚本家 坂元裕二さんの作り出す世界は、
やはり心を強く揺さぶるものでした。
是枝裕和 監督が、それを崩す事無く、
更に広げていき、唯一無二の作品となっていました。

湊と依理の、自然体で透明感のある存在を支える、俳優達も素晴らしかったです。

予告編が、観に行った映画の前や、テレビのCMとして流れていて、
恐らく イジメに関する作品だろう とは思っていました。

確かに、エピソードとして 様々な形のイジメが出てきます。
子供時代に イジメられたトラウマを持つ
私にとって、
観ていて辛くなる場面も多々ありました。

ただ この映画は イジメの映画では無く
自分とは何かを見つめる 映画なのだと
そう 思いました。

[脚本 怪物]

坂元裕二さんの映画決定稿が載っている、
脚本の本やノベライズも発売されています。
途中やラストは、公開されている映画と
一部異なっています。

[ノベライズ 文庫]

パンフレットも インタビューが沢山載っている中身が濃いものです。

[パンフレット]
[パンフレットより]

素晴らしい作品に出逢うと、
音楽でも 絵画でも 小説でも 演劇でも 映画でも
出逢う前と後では、世界が変わってしまった様に感じますが、
間違い無く 『怪物』を観た後、
私の世界は変わりました。

[パンフレットより]

「怪物 だ〜れだ 」

”怪物“は 私で あなたなのです。
皆 自分の中に ”怪物“を抱えて生きている。

それをきちんと自覚しながら
自分を 人を 愛することが出来るなら
今 沢山起きている 哀しい事件も
減るのではないか と思いながら

[パンフレットより]

雨の降り頻る中
紫陽花の咲く 遊歩道を
ゆっくりと 帰りました…


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