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遺言を叶える

昨日、全国公開になったばかりの映画
「コットンテール」。

怒涛の2月を経て
あえて予定を入れないでおいた
この週末は
読書&お昼寝で
のんびり過ごそうと思っていましたが、

テレビで
コットンテールのCMを見て
観にいこう!と
即決したのは昨日の朝でした。


リリー・フランキーさんの
りきみ感のない在り方が
好きというのもありますが、

亡き妻の遺骨と遺言を胸に
妻の思い出の場所を探す
というストーリーに
今触れると
どんな感じがするのだろう…

怖いものみたさの
私がそこに君臨。


ネタバレになるので
詳細は割愛しますが、

木村多江さんの姿に
認知症で入院中の母の姿が
重なり、

介護中のリリーさんの姿に
在宅介護していた父の姿が、

死別後のリリーさんの心模様に
私自身が重なりました。


遺骨を持って
遺言の地に
足を運ぶ。


骨になってしまった哀しさ
と対峙しながら、

もう二度と触れられない
大切な人の人肌や笑顔を
思い出す。


とても切なくて
とても愛おしい時間
なのだと私は思います。


私は生前に
指定された三か所のうち
二か所(山の頂上)に
足を運び
散骨しましたが、

最後の一か所が
いまだに行けていません。


そこは外国で
最寄りの空港から
600kmぐらい車を運転しないと
行けない場所ということもあって
諦めていたのですが、

コットンテールの
「亡き妻の願いを叶える旅」
「贖罪と和解」
というテーマと、

キャストの演技から伝わってくる
情感に触れて、

足を運んでみようかなと
心が少し動いた感じがありました。


◉グリーフカウンセリング【IERUBA

◉身近な人を亡くした方のつどい【はまゆうのじかん

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