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下剋上球児にはまる

「なんでユニフォーム真っ白なのに笑ってんだよ」

「兄ちゃん、俺、野球やることにした」

日曜日21時は危険な時間帯だ。この時間のドラマは、胸を熱くさせるドラマが多く、のめり込みやすい私には、非常に魅惑の多い、悩ましいことが、多い。

今回は、鈴木亮平✖️野球⚾️

数々のスポーツはあれど、私は大概のものは観戦するのも好きだし、マイナー競技も含めて色んな体験を子供達にもさせてきたと自負しているが、この野球というメジャー競技だけは息子に勧めなかった…。

弟が真っ黒にしてくる野球着を、母は洗濯機の前にも予備洗い。しかも固形石鹸でも洗い、そして本洗いして…もちろん靴下なども土まみれだし…など。帽子も汚かったな、汗臭かったし。用品を買うにも高いし、練習試合とか遠征代とか、弱小校でもかかっていたようにと思う。

高校球児が彼氏だったら、の妄想には事欠かなかったが、息子が高校球児だったら…

これは私のノミの心臓には、無理だった。

夏の甲子園をこよなく愛する私。聖地甲子園に辿り着くまでの県予選からまず泣ける😭
そして、野球の神様が起こすドラマ。

常勝校が当たり前に勝つように思われていても、本当はまだ10代で、この子達は試合の一勝のために、青春全てを掛けているんだ😭
でも、優勝できるのは、たった1校☝️

私の勝手な思い込みだが、野球といえば、野次。
親父たちの無配慮な露骨な溜息や罵声。
ああいう、安全帯にいながら文句を垂れる奴らにも屈しない、爽やか青年たち✨

しかもたった一球で試合の勝敗を分けることもあり、チームプレーと言いつつ、個人の能力もめちゃくちゃ大事になってくる…
だから、息子は、マイペースだし、ワールドピースだし、極力その世界とは無縁であるよう、ある意味わたしの悲願を達成し…今ノー部活18歳🤣

さて、ここからが本題だ。

あ、ネタバレも含むので、読まない方がいいかも知れない。

鈴木亮平は文句無しにかっこいい。高校野球経験者でその時の強豪校の苦味も知っているからこそ生徒思いで、かつ冷静に指導できる。一歩引いて客観的に見て、今後この子に必要なことを伝えている。
わたしは今、実習指導などにも関わっているが、これがなかなか出来るものではない。自分の熱い想いが、先走ること、あるあるだ…。

そして次回。特に触れていくのだが、彼自身も問題や失敗を抱えている。聖人君子が世の中にどれほどいるのだろう。程度の差こそあれ、人には言えない過去は、誰にでも一つや二つ、あるのではないだろうか。その過去との対峙。逃げたっていいと思うんだ。考えたくない時期もあっていい。でも、向かい合う時期は、必ず来るのではないだろうか。その時の向き合い方が今後にかかってくると思う。

今回は4話。日沖兄弟のセリフ。
弟が、兄に向かって放った言葉が冒頭の言葉。

兄は、高校3年生で最後の夏だった。同級生が野球部を辞めていって、たった1人になっても、続けていた。

で、今年新入部員が先生のおかげで有力な子も入り。悲願の一勝がみえそうだった。
最後の大会直前に、バッティングセンターで酔っ払い大学生に絡まれて…まあ、兄が不慮に近いが殴ってしまった。部活に入ってない弟は最初、自分のせいにした。でも、自分だと名乗り、相手に謝罪し、この大会は出場しないで応援に徹するという行動を、兄は選んだ。

赤髪の弟は、愚直過ぎる兄をどこか馬鹿にしていた。でも、兄を他の人が馬鹿にすると怒りを胸にしていた。大会最後を、今までの練習成果を出さないなんて、あり得ない。3年間が無駄なのでは?選ばれなかったのではないし。なのに、兄は負けても、泣いて笑って、感謝の言葉を述べていた。私はそこで涙が止まらなかった。

自分の姉とかぶった。
姉は、妹の私から見ても、不器用な生き方をしている。小さい頃から、スケートも走るのも出来るのにダメだと言っていた。絵だって上手なのに下手だと否定していた。なんでだよ。お姉ちゃんもっと自信持てよ。かっこいい後ろ姿見せてくれよ。
でも、それは私の幻想で、勝手な姉像の押し付けで、やっぱり、お姉ちゃんはお姉ちゃんなんだ。
私にとっては姉でも1人の人間で、ある意味一面しか私は見えていないのだから。で、その姿も見て、学んで、自分が行動を選んでいくんだ。

日沖弟は短髪黒髪にして野球をやることを選んだ。弟の方が野球の才能にも恵まれている。

私は何を選んで行動していこう。

今できることは、感謝を伝えて生きていくことだ。
やらない後悔よりも、やってみよう。
歓喜の人生を。笑うように生きる。

そして、黒木華もまたいい!野球選手や監督になりたかったけど女性だから…の壁に向かうところ。そしてムチなタイプも私に似ている。

そして、小日向文世さんのおじい。も大好きだ。
この人の、真っ直ぐな愛情表現を、受け止める孫の器。そして、現代版でくのぼうな生き方!!

あー、これからが楽しみだ。

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