個人誌の装丁まとめ
今まで出した同人誌の装丁をまとめてみました。
中には拙いものもありますが、自分自身の備忘録も兼ねて記録しておきます。随時更新予定です。ただ、恥ずかしい過去作もあり写真は載せていたり載せていなかったりします。
※この記事はBL二次創作を取り扱っています。内容の仔細な描写や性描写表現部分の掲載は致しませんが、中には直接的なBL表現もありますのでご注意ください。
(2023.05.11現在 23冊をまとめています)
1.あいがつのると雨になる(2019年4月30日発行)
人生で初めて出した同人誌でした。
遊び紙について。一刷目のトレーシングペーパーは可愛かったものの、開き心地があまりよくなかったため、二刷目で変更しています。タントセレクトはリッチ感が出て、とてもよい選択だったと思いました。
2.猫毛雨(2019年4月30日発行)
3.蛙目隠(2019年4月30日発行)
推しカププチオンリー開催により、気が狂っているので新刊2、3冊目を作りました。
赤×青がイメージカラーのカップリングなので、赤×青で対になるような短編集2冊になっています。
初心者なので相場がよくわかっておらず、文庫サイズ・カバー付き・マットPP・箔押しという無謀なことをしています。いまなら恐ろしくて逆にできません。
マットPPがわりと傷つきやすいということも、このときはじめて知りました。
4.夜春(2019年5月1日発行)
推しカププチオンリー開催と、元号の変更により気が狂っており、4冊目の新刊ということで締め切りに追われながら書きました。
奥付に「令和元年」と書きたいがために出た本。
さすがに装丁はシンプルになっています。
5.雨天決行(2019年12月21日発行)
落語をテーマにした短編集です。
明るい下地に白文字をおく場合は白押さえをすべきであるということをこのときに学びました。
6.take a rain check(2019年12月21日発行)
とにかくピンクの本が出したい!と思い、表紙から本文まで紙をピンク色に統一しています。
明るい蛍光ピンクでデータ入稿しましたが、想定より暗く印刷されています(当たり前)。この時にCMYKとRGBについて学びました。
7.同じ虹を待っている(2020年5月31日発行)
推しカププチオンリーの余韻で気が狂っているため、装丁もりもりの既刊・書き下ろし再録集を出しました。
ケースは透明にしようと思いましたが、傷がつきやすいということで断念。いつかリベンジしたいです。
箔押しは透明色ですが、角度によってきらきら見え隠れしてお気に入り。
遊び紙がかわいくて好きです。
8.ぜんぶあめのせいだ(2020年5月31日発行)
買った同人誌に貼ってあったベルベットPPのぬるっとした感触が好きで、自分の本にも採用してみました。
本文用紙がラフでめちゃくちゃかわいい!のですが、目が疲れるので長めの小説には不向きかも。薄めの漫画などに使ったら雰囲気が出ると思います。
この本で初めて適切な行間と文字サイズを理解した気がします。
9.RAIN ON PARADE(2020年7月26日発行)
海外ドラマのようなストーリーの文庫本を出してみたくて、着手したら意外と長くなってしまい、安いところを探しているときにコミックモールさんに出会いました。
本文の用紙が市販の文庫本のようでとてもお気に入り。他ではあまりみられないと思います。これ以降、長めの文庫本を出すときはコミックモールさんにお願いしようと決めています。
ただし、お忙しいのかあまり連絡が来ないのと、注文・入稿システムがかなり独特なので、初めての同人誌でお願いするにはハードルが高いようにも思いました。
10.RAINTREE MOTEL(2020年7月26日発行)
推しカプが未曾有の大雪により出先のモーテルで立ち往生する…という本なので、モーテルのネオン看板をイメージした表紙にしています。
ぼかしの加工が悪かったのかちょっとぼんやり印刷されてしまいましたが、「雪の中で見たネオンの情景を思い浮かべた」というご感想を頂いて、ありがとうございます…となりました。
11.あちらをたてればこちらがたたず!(2020年9月27日発行)
受けの乳首に絆創膏を貼りたい、と思って作った本です。
表紙の着色をフォロワーさんにお願いしたため、RGB印刷がきれいにできるところを探して、なないろ堂さんにたどり着きました。
ぎらっぎらのピンク色に印刷されて大満足だったのですが、私のミスで裏表紙の文字が巨大すぎてしまい、そこだけが悔やまれます。
この頃からB6サイズの小説本のかわいさに目覚めだしました。
12.いらつは恋の癖(2021年2月14日発行)
表紙のざらざらした質感がお気に入りです。
和風のデザインにも相性がいい紙なんじゃないかな?と思ったり。
表紙絵を自分で描いていますが、見るに耐えなかったため画像を割愛しています。
13. 雨天決行 Mark-2(2021年2月14日発行)
5冊目の「雨天決行」再録+書き下ろし本です。
金ぴかの分厚い落語本がつくりたくて…。落語の解説部分をつくっているときが一番楽しかったです。
14.エクスキュート(2021年8月1日発行)
おめめをきらきらさせる箔押しがしてみたかったので。
攻めの視点からみた受け、ということで用紙もデザインもキラキラさせています。
15.ペーパー・ムーン・アンド・プロミスド・スター(2021年9月2日発行)
コミックモールさんはトワイライトPP無料というキャンペーンを「期間限定」と言いつつなぜか恒常でやり続けており、「いいの…?」と思いながらお願いさせていただきました。きらきらでとってもかわいいです。
この本で初めて「遊び紙」の重要性に気づきます。遅くない?
はじめてカバーで誤字してしまったということ以外はとてもお気に入りの本です。
16.往来(2021年12月5日発行)
数量限定の遊び紙を使いたくて出した本。
シルバー印刷に初挑戦しています。シルバー印刷部分とCMYK印刷部分がレイヤー分けされているのですが、少しでもずれてしまったら重なりそうなところ、1mmのずれもなく印刷していただきました。
17.ネコミミアーカイブ(2022年2月22日発行)
ハイパー猫の日記念本。推しカプが二人とも猫好きというか同じ野良猫をかわいがっている子たちなので、この日に絶対出したかったのでした。
文庫サイズ222Pの本にしたかったのですが、話の途中で入る演出がなんとなく文庫向きではないかなということで、同人誌らしいA5サイズに。
蛍光インク印刷に初挑戦。クラフト紙との組み合わせかわいすぎます!
18.熱り(2022年3月21日発行)
タイトルは「ほとぼり」なのですが、「いきり」とも読めるといいな、ということであえて読み仮名を大々的に出していなかったら、「ね、ねつり…?」というリアクションが多く、変なノイズになってしまったなと反省しています…。
自分用も頒布してしまい、実物がもう手元にないのですが、印刷所のオリジナルペーパーでとてもかわいかったです。ただ、イベントで机上にあると文字はあまり読めません(淡い色のデザインだったからかも)。
19.Ka(2022年6月19日発行)
カバーは天蓋付きの寝台にかかるレースのようなイメージです。最初はトレペカバー×金印刷にしようと思っていたのですが、あまり厚みのない本だと読む時にわしゃわしゃして邪魔になりそうなので断念しました。自分用にRED TRAINさんでトレペカバー版を1冊だけ作ったら、かわいいのですがやはり読むには向かないかもと思ったり。
最終的な用紙も透け感はあまりありませんが、やさしい手触りで気に入っています。
20.キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2022年9月2日発行)
新米のコシヒカリが食べたかったので、前々からお願いしてみたかったあかつき印刷さんに依頼しました。
新刊の入っている箱に「新米」という金ピカシールが貼られていてウケちゃいました。
うわさにたがわずとてもきれいな印刷で、そして新米もおいしかったです!
21.Green eyes,Blue blood(2023年1月29日発行)
生まれて初めてのオメガバース本でした!
攻めの方が知的でエレガントな印象なので、デザインも繊細な筆記体や明朝体を多用しています。
表紙イラストは、お互いに実力は認め合っているが素直になれない二人を表現したつもり。
第一刷と第二刷で装丁を変えています。
22.こわれてしまえよ(2023年5月3日発行)
生まれて初めての漫画本でした!
恥ずかしくていまだに本文を直視できませんが、表紙と裏表紙はお気に入りです。やってみたかった蛍光イエロー印刷!
23.さよならアフターグロウ(2023年5月3日発行)
スパコミ合わせで逼迫した印刷所さんがばたばた倒れていき、周りがみんな脱稿していく中、ヒイヒイ言いながらひり出した新刊です。
ツイートの通り装丁には凝れませんでしたが、デザインと遊び紙の色合いが思ったよりマッチしていてよかったと思います。
自分ができる全力を出しましたが、構想の段階ではもっと話を広げられる予定だったので、いつかリベンジしたいな…
以上です。これからも随時更新していきます。(23.05.11)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?