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【企画】♯はなまる読書会#シュレミールと小さな潜水艦

みなさま
おはこんばんにちは!
あめです🍭

こちらの企画に参加させていただきました。


「シュレミールと小さな潜水艦」
#斉藤洋
をご紹介させていただきます。


出会い


この本に出あったのは
中学生のころでした。

わたしにとってこの本は、
ふとした時に思い出す
昔の友達みたいな本です。

まだ図書室にあるのかなーなんて
近況を考えてしまう旧友のような

いつも心のどこかに
いてくれる存在の本です。

思い出す時は
まず色がよみがえってきます。

青のような緑のような表紙の
ハードカバー。

久しぶりに調べてみたら
記憶にある本より青っぽかった。
コバルトブルーかな。

久しぶりに読みたくなり
先日新装版を購入してしまいました。
ハード版もいつか買いたい。

白っぽい新しい表紙になっていたけれど
記憶の中では深い海色の本のままです。

児童文学なのでふりがなも多いし
お子さんから大人まで
家族みんなで読みやすい作品
かと思います。


あらすじ


カバーの裏には、こう書かれています。

「港町でくらす白ねこシュレミールはふとしたことから
全自動小型潜水艦アルムフロッサーに乗りこんでしまう。
ものを思う潜水艦とねこの海洋冒険小説!」

シュレミールと小さな潜水艦より

海洋冒険小説!
なんと魅力的なフレーズでしょうか。

バトルはありませんので
そこはあしからず。

アマゾンの本の内容紹介には

「老ねこシュレミールと若い小さな潜水艦の物語。
最新鋭の潜水艦アルムは爆撃のショックで心が生まれ戦場から逃げ出す。
やがてある港町でシュレミールと出会い、
二人は戦争をやめさせる計画を立てるが…」

Amazonより

なんだかわくわくしてきました。

かんたんに説明すると
ねこと
心が生まれた潜水艦との
冒険のおはなしです。

初版は、1989年。
あらためて令和の
この時代にご紹介したいと思ったのは

いま起きている世界の衝突や
悲しいできごとがあったからです。

世界中の人に読んでほしい。
むしろ映画化とかしてほしい。


たまたま海底火山の爆発でできた
何もない小さな島を取りあって
せんそうが始まってしまう。

老ねこのシュレミールは
ばくだんでもう一度海底火山を
爆破させ島をふきとばし

せんそうを終わらせようという
アルムの計画を聞いて作戦に
乗りきになります。

生きては戻れないかもしれないのに。


この本では
人間ではない二人の登場人物が
1番人間らしく描かれている気がするんです。

シュレミールはアルムの過去の
哀しみをなぐさめてあげたり

アルムはシュレミールが
快適に過ごせるよう
ご飯を用意したり海の中を
見せてあげたり。

お互いがお互いを気づかいあって
友情が生まれていきます。

「ねこや人間の心がどんな色をしているのかわからない。
でも、アルムの心は赤なのだと思った。故障をしめす、あのランプの色は
アルムの心の色なのだろう。あれがいつまでも青に変わらなければいい。
シュレミールはそう思いながら、もうすっかり海の上にすがたをあらわした満月を見つめていた。」

「シュレミールと小さな潜水艦」より


結末は読んでからのお楽しみ。

アルムの言葉がずっと今も
心に残っています。

気になった方はぜひ読んでみてください。

図書室で海色の背表紙を
探してみてください。
いまはちがう色かもしれないけれど…

ねこと潜水艦と一緒に
冒険に出発できますよ🐬

図書カードって今も使ってるのかな?



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