とても とても とても 久々の投稿です。 寒いからか、色々と思いを巡らせることが多くなったので、ひさしぶりにnoteに書くことにしました。 明日は冬至。 日本でも「日短きこと至る」とされ、魂が一時的に仮死し、冬至が明けると甦ると考えられていたそうです。 昔の人は、稲穂を摘むことで穀霊が一度死ぬと考えて、稲の初穂を持ち帰り、添い寝をして、新しい稲魂の生育を祈ったそう。新穀は復活の歌を歌いながら脱穀し、新米を炊き上げ、神様と一緒にいただくことで、新たな生命を得るとされていたそ
facebookのページを作りました! 不定期ですが、フェイスブックでは宿が出来るまでや、周りの素晴らしい仲間たちとの日々を載せて行きたいと思っています。 よろしくお願いいたします。 https://www.facebook.com/villetta.10/ ------------- 飲み込まれるような大きな空と、薄い黄緑色のベルベットの絨毯に誘われるように、熊本に移り住んでもうすぐ1年。これは鎌倉で小さなお店をしていたある夫婦が、熊本の自然の中に1日1組だけのプライ
------------- そっと触れると、少し驚いたように見える。 水気を含んだ冷たくも柔らかな存在。 「なんだか元気ないね」 よく知った古い友人と電話を交わすように、話し掛けていた。 「あ、新しい葉っぱ出てたね」 ここに居るのが当たり前で、気付くことに遅くなる。 「大丈夫、ちょっと待っていてね」 折れた茎をそっと持ち上げて、お隣さんに支えて貰った。 雨の日が続くと、窓の外を見て、どこか遠い故郷を思うような顔をしている。 太陽の出るほうを向いては、ずっと待
こんにちは。 月曜日。 こちらの空は曇りです。 そちらの空はどんな色ですか? 目を閉じて 力を抜いて 肩を落として 頭の中は真っ白にして おなかの底まで息を吐き切ったら ゆっくり息を吸って 目を開けて 梅雨の隙間に輝く緑の匂い。 少しですが、森の空気が伝われば嬉しいです。 それでは、また。
------------- 蝉はまだ鳴かないのに 鈴虫の音が聞こえる。 日中は溶けそうになりながらも、朝方はまだ涼しい。 足元に溜まった柔らかな布団を目を閉じたまま手繰り寄せ、首元まですっぽり入ってみては、それはそれで暑くて体のあちこちを少しだけ出してみる。 青い絵の具を水に落とした時のような色をして、空が少しずつこちらにやってくる。 新しい世界を独り占めするようなこの瞬間が好きだ。 部屋中の窓を開け、顔を洗い、まだ薄いブルーの空気に飛び込む。 伸びをして、今日を呟