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南方海域でのオフショアジギングに必要な装備 (2) タックルボックス編

私のNoteでは、南方海域のオフショアジギングに特化した記事を届けたいと多います。
沖縄県や鹿児島県をはじめとした南方海域のジギングというのは、関東や関西などで行われるジギングとは全く別物と言っても過言ではありません。
実際、私も初めて体験した時に、あまりの違いにカルチャーショックを受け、そこからどっぷりハマってしまった一人です。
鹿児島県や沖縄県などの多くの遊漁船や釣具屋に足を運び、時間とお金を大量に投資して得られた実体験をもとに、ベストプラクティスをまとめています。
なるべく初心者の人にもわかりやすいように、記載するつもりですが、わかりにくい部分があれば、コメント欄からフィードバックをお願いいたします。

本記事は、タックルボックス編となります。装備一覧とポイントについて示します。



メインで必要なもの

  • 座れるハードタイプのタックルボックス (バケットマウス、ドカット)

  • ジグ、スプリットリング、溶接リング、アシストフック、リーダー (これらは別ページで記載予定)

  • ジグ収納ケース 

  • 小物収納ケース

  • ヘッドライト

  • プライヤー

  • PEラインカッター

  • BOUZドラグチェッカー 15kg

ポイント:
まずはタックルボックスです。ここにジグ、フック、プライヤーなどいろいろなものを収納していきます。
実質、「MEIHO バケットマウス」か「リングスター ドカット」の2択になっている状況です。ShimanoやDaiwaからも発売されていますが、いずれも上の二つのいずれかのOEMです。
バケットマウスはドカットよりも少し高いですが、ロッドホルダー追加などいろいろ部品を追加するカスタマイズが可能なのと、底面に滑り止めが標準で付いているので、その価格差が現れていると思います。
大きさについては、大は小を兼ねる、という観点から大きなものを使っています。バケットマウスだとBM-9000、ドカットだとD-5000 が私のおすすめです。大きい方がレインコートなども入れられます。

ジグ収納ケースは、MEIHO インナーストッカーを使っている方が多いです。サイズについては、利用されるタックルボックスに合わせて検討してもらえればと思います。適切なサイズを選べば、タックルボックスに、ちょうど2個入ります。

小物収納ケースは、MEIHOのものを中心に、さまざまなメーカーのものが売られています。アシストフック収納ケースは、MEIHO VS-3020NS のような浅くて広いケースが使い勝手が良いです。
スプリットリングなどは、プラスチックの小物入れに収納されている方もいますが、私の場合は、パッケージから出さずに、ファスナー付きメッシュケースにまとめて収納しています。百均のもので十分です。

ヘッドライトについては、出航時や帰港時の、日が出ていない時間での作業のために必須です。

プライヤーについてですが、カンパチジギングなどで利用するスプリットリングは#5番以上の大型のものになります。そのため、大型スプリットリングが開けやすいプライヤーは必須です。例えば、shimanoのCT-561P などが比較的安価で、かつPEラインカット機能もついてるので、おすすめです。たまに小さな作業用に、小型のプライヤーも持っていると良いです。

BOUZ ドラグチェッカー 15kg については、実質この製品以外に選択肢がない状況なため、製品指定で記載しています。
こちらは、自分のリールで、どれくらいドラグを絞めたらどれくらいの引っ張り強度が出るのかを確認するために利用します。船上での最終ドラグチェックに私は利用します。


魚を釣った後で必要なもの

  • フィッシュグリップ

  • フィッシュナイフ

  • フィッシュピック

  • 神経締めワイヤー

  • 釣った魚の判別用の結束バンド

ポイント:
遊漁船によると思いますが、鹿児島では、魚を釣った後、自分で魚を絞める必要がある船が多めです。そのため、フィッシュナイフやフィッシュピックを持っていく方が良いでしょう。
フィッシュグリップは、魚を掴むために必須です。
フィッシュグリップで魚の顎をつかみ、船に備え付けてある大型バケツのあるところまで移動させ、フィッシュピックで脳締めを行う。その後、エラからナイフを入れて、動脈を断ち切り、海水を汲んだバケツに魚を突っ込んで、血が流れ出るのを待つ、というのが一連の流れです。(ここも「津本式」とかいろいろ流儀があるので、それはまた別記事で)

そして、これも遊漁船によりますが、備え付けの大型クーラーボックスがある遊漁船では、各々が釣った魚を判別するための結束バンドが必要です。尻尾に巻いたり、口から入れてエラから出して巻いたり、いろいろな方法があります。また、色付きの結束バンドや特徴的な形の結束バンドを利用するなど、他の人と被らないように工夫してもらえればと思います。
結束バンドは、釣具屋や100均で手に入ります。


その他あると良いもの

  • 酔い止め薬

  • ウェットティッシュ

  • 使い捨てのタオル

  • 熱中症予防のための塩飴 

ポイント:
船酔い防止のため、出船の30分から1時間前に酔い止め薬を飲みます。

多くの遊漁船にトイレは備え付けられていますが、手を洗うところはないので、ウェットティッシュを持っていくと良いでしょう。同様の理由で、魚に触った後、汚れた手を拭くために、使い捨てのタオルがあると便利です。

夏場の釣りで重要なのが熱中症対策で、水分補給はみなさんちゃんとしていると思いますが、塩分補給を忘れがちだと思います。私は塩分補給のため、塩飴をいつも持っていきます。
熱中症はほんと怖いです。ひどい症状の場合、細胞が不可逆的な損傷を受けてしまう、つまり、一度損傷を受けたら、回復しなくなります。そして、もし熱中症で倒れても、船もすぐには陸には戻れないので、ちゃんと各自が熱中症対策をする必要があります。

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