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Helium 10 広告線略 第一回 パート①

Amazonの広告

前回のブログで説明したように、AmazonではPPC(PayーPerーClick)と言うシステムを導入しています。ペイ・パー・クリックとお客様が広告(商品)をクリックする度に広告料が掛かる制度です。

また大事な情報の一つとして、オークション制があります。Amazonでは設定した広告料が多ければ大きいほど効果があり、露出度のある広告になります。

最後に、入札方法について説明します。

  • 動的な入札額 - ダウンのみ

Amazonは、広告が販売につながる可能性が低い場合に入札額を随時引き下げます。

広告開始日より、Amazonがリアルタイムでモニタリングし、広告の効果が薄く、露出度の低い広告の入札額を下げてくれます。

  • 動的な入札額 - アップとダウン

Amazonは、広告が販売につながる可能性が高い場合に随時入札額を上げます(最大100%)。販売につながる可能性が低い場合には、入札額を下げます。

広告開始日より、Amazonがリアルタイムでモニタリングし、広告効果が薄く、露出度の高い広告の入札額を上げて(上限100%まで)、広告効果が薄く、露出度の低い広告の入札額を下げてくれます。

  • 固定入札額

Amazonは、正確な入札額と、出品者様が指定した手動での調整額を使用し、販売の可能性に基づいた入札額の変更はしません。

広告開始日以降、入札額が変わらない入札方法。

以上の情報を踏まえた上で本題に入らせて頂きます。

なぜキーワードがそこまで大事なのか?

皆さんは良いキーワードはどういったものかお分かりでしょうか?良いキーワードとは、お客様からの需要がある、または検索数の多いキーワードになります。Amazonでの商売では、良いキーワードを持つことがとても大事になります。例えば、どれだけ高い広告料を支払っていても、キーワード自体が悪かったら(需要のない、検索数の少ない)露出度が低くなります。

どのように良いキーワードを入手するか

キーワードを探したいけど、どうしたら良いのか分からないと言う方も少なくはないかと思います。ここで役に立つのがHelium 10です。Helium 10はAmazonと提携しているプラットフォームで、キーワードを探す際にすごく役に立ちます。

Helium 10: マグネット(Magnet) ・ セリブロ(Cerebro)

では実際にどの様にHelium 10を利用するかについて説明します。Helium 10では色々な機能やツールがあります。今回はHelium 10内で最も使われている機能、マグネットとセリブロの併用の仕方について説明します。

マグネット:広告商品名をベースにキーワード調査できるツール

  1. まず、マグネットのページにて商品名または類似名を打ち込み、検索します。

  2. その後、右上にあるSort(分類)から、Search volume high to low(検索結果数が多い順)をクリックします。

  3. 検索結果が多い順から最低でも50個、多くて100個キーワードを選びます。

  4. それをExcelにエクスポートします。

  5. Excel上でさらに25個から50個、広告商品に関連のあるキーワードを選びます。

セリブロ:広告商品をベースにキーワードを調査できるツール

  1. 次に、同じ商品または類似品でレビュー数の数が多く、評価の良い商品のASINをコピーし、セリブロのページにてペーストします。ASINとはAmazon内の商品がもつ10桁の数字・文字を指します。

  2. その後、右上にあるSort(分類)から、Search volume high to low(検索結果数が多い順)をクリックします。

  3. 検索結果が多い順から最低でも50個、多くて100個商品名に関連のあるキーワードを選びます。

  4. それをExcelにエクスポートします。

Excel

  1. マグネットとセリブロ両方のExcel上でさらに25個から50個、広告商品に関連のあるキーワードを選びます。

  2. その後、マグネットとセリブロとの両方のキーワードを一つのExcelにまとめます。

  3. そしてExcel上のフィルターを使い、検索数が多い順に並べ替えます。

  4. その後、商品名と類似名、関連のある単語またはキーワードに分けます。色で分けると見分けがつきやすいです。

ここまで来たら既に広告商品に直接関係があり、最も検索数が多いキーワードが揃います。そしてこの情報をベースに広告戦略を練ります。ここでパート①の記事が終わります。パート②では、この情報を使いどのような戦略を練れるかについて説明します。



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