見出し画像

Helium 10 広告線略 第一回 パート②

パート②ではパート①で得たキーワードを元に広告での戦略の立て方を紹介していきます。ちなみに、まだパート①を読まれていない方は、まずそちらを読むことをお勧めします。では、広告戦略に入らせて頂きます。

広告戦略:入札は強気で

まず初めに入札の仕方からですが、初めての商品登録・広告等で少し弱気になっている方も少なくはないかと思います。ですが、パート①で紹介した様に、Amazonのスクリーン上で良いポジションを得るためには強気で入札する必要があります。初めての商品登録をされた方は特に強気で入札する事をお勧めします。

強気の入札をする意味

強気の入札をする理由は広告をする意味を考えた時に明確になります。Amazonでの広告戦略は基本、スクリーン上で良いポジションの獲得→認知度+レビュー数+評価の向上→広告商品のオーガニック検索率の向上→広告商品の露出の向上→広告商品の売り上げの向上になります。もしここで弱気に入札をしていては、本末転倒の結果に終わります。なので、1日あたりの入札額や広告商品のキーワード毎の入札額もAmazonが出す平均入札額より最低でも5%〜10%増しで入札することをお勧めします。
  例)Amazonの平均入札額:¥100/クリック
    入札額:¥105〜¥110/クリック

スポンサーの種類

スポンサーの種類に関しては、パート①で書いたように、スポンサー商品、スポンサーブランド、スポンサーディスプレイの三つがあります。今回の広告戦略ではスポンサー商品を選択します。

入札方法の種類

入札方法もパート①で書いたように、「動的な入札額 - ダウンのみ」、「動的な入札額 - アップとダウン」、そして「固定入札額」の三つがあります。今回の広告戦略では「動的な入札額 - ダウンのみ」を使います。理由をしては、キーワードの調査をしっかりしたきたので、パート①で得たキーワードは高い確率で検索されるからです。また、強気で入札しているので、入札額をそれ以上上げる必要はないと考えています。

ターゲット設定:キーワード

今回の広告戦略では、ターゲット設定をキーワードに設定します。そしてその中に「部分一致」、「フレーズ一致」、「完全一致」の三種類がありますが、今回は「部分一致」と「完全一致」の共用で広告戦略を練って行きたいと思います。

広告1: 完全一致

入札額:¥5,000〜¥10,000/日
広告期間:無期限
キーワード:広告商品名・広告商品類似名

*上記では広告期間は無期限と書きましたが、こちらはケース・バイ・ケースで説明します。

広告商品のオーガニック検索率で1位獲得後の戦略

ここまで来てオーガニック検索率で1位(検索結果で広告商品が1番上に来る)を取られた方がいれば、おめでとうございます。しかし、まだまだ油断は出来ません。オーガニック検索率で1位を取った後にも、「完全一致」の広告には三種類の広告戦略があります。

まず一つは、今まで通りの方法で入札する戦略→いいポジション+オーガニック検索率1位→入札額は高いが信憑性も高い

次に、今までより入札額を減らす戦略→1ページ目にオーガニック検索率1位の商品+2ページ目に広告商品→2ページに渡っての商品の露出

最後はオーガニック検索率1位を獲得した後、広告を終了。

当ブログでは基本的に無期限で広告し続ける事をお勧めします。それは、キーワードは時代やトレンドによって検索名や検索率が左右されるので、周期的にキーワードを見直し(パート①)、トレンドにあったキーワードに入札していく必要があります。繰り返しになりますが、

広告2: 部分一致

入札額:¥2,000〜¥5,000
広告期間:2週間
キーワード:関連のある単語

戦略

第一のBroad matchの戦略方法は広告商品名やその類似名等以外に、お客様がどのようなキーワードを使って広告商品を検索しているか把握する事です。入札額も少なめで2週間とやや短めに広告期間を設定しているのもいるのもその為です。もし検索結果が多い関連単語があれば、Exact matchに入れてみるのも一つの手です。

除外キーワードターゲティングの設定

広告で「部分一致」を使う場合、必ず除外キーワードターゲティングを使用するようにしましょう。もしそれを使用しなければ、今までまたは、これから積み上げて行くデータが曖昧になります。

除外キーワードターゲティングとは?

除外キーワードターゲティングを簡潔に説明すると、「完全一致」の広告で使った広告商品名・その類似名を「部分一致」の広告から排除するのが目的です。もしお客様が「部分一致」のキーワードと、「完全一致」のキーワードの一部が「部分一致」の物と被っている場合、どちらのキーワードに関連があったか明確になりません。繰り返しますが、広告内で大事なのはどのキーワードにどれだけの検索率、または需要があるか把握する事です。

まとめ

入札額:
  広告1・完全一致:¥5,000〜¥10、000/日
  広告2・部分一致:¥2,000〜¥5,000/日
広告期間
  広告1:無期限
  広告2:2週間 (テスト)
広告方法:マニュアルターゲティング
スポンサー:スポンサー商品
入札方法:動的な入札額 - ダウンのみ
ターゲット設定:キーワード
キーワード設定:「完全一致」、「部分一致」、「除外キーワードターゲティング」

最後に

最後に今回の戦略で大事な教訓をまとめたいと思います。
其の一:どのキーワードが最も検査率が多いか把握する。
其の二:入札は強気で。
其の三:「部分一致」の結果(失敗も含め)を活かし、次回の広告を練る。
以上。

ここまで読まれてこられた方、ご愛好の方ありがとうございます。これからも、Amazonの研究やHelium 10の使用法等を随時配信していく予定です。まだまだ書ききれていない事が山積みなので、少しずつみんなで勉強していきましょう!長文読んで頂き有難う御座いました。

鉄矢

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?