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第169回 東風(こち)吹かば… の巻

道真の大宰府行きに供するアンコちゃん。味酒安行(うまさけやすゆき)という実在の人物です。

大宰府で道真を看取ったあと、生涯を道真の墓守りに捧げます(お墓は現在の太宰府天満宮に)。

そしてなんと、その子孫は現代まで代々 太宰府天満宮で神職をされているというから驚きです。

マンガでは道真の見送りに小さな子供を二人描きました。

実際の道真は大宰府に幼い子供ふたり、男の子と女の子を連れていっています。

しかし二人の幼児は道真が亡くなるより先に相次いで亡くなってしまいます。十分な食事がとれず栄養状態はかなり悪かったようで、大宰府での壮絶な生活がうかがえます。

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今回は最終回っぽい終わり方でしたが、実は蛇足であと一回あります。 時平びいきの私は、このときの時平を描かずにいられませんでした。

次回は、時平の様子を完全フィクションで描いてみたいと思います。

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