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40歳になって備忘録として残すための5つのマンガ

つい先日40歳になった。自分が子供の頃に、40歳になる父親に抱いていた印象は「おっさん」で、確かに名実共に「40歳=中年=おっさん」だったように思う。いい意味では今の自分の40歳よりは精神的に大人で、悪い意味では老けていた。

娘から見たら今の自分も充分「おっさん」なのかもしれないけど、自分の中では「40歳男子」の方がしっくりくる(あくまで言葉のイメージでUOMOほどおしゃれではない)。

そして40歳になったからと言って、急に視界が開けるものではなかったし、39歳最後の日と変わらない地続きの日常です。数年のスパンで見ると物が覚えられなくなったのは確実で、そればかりか、この前は風呂上がりに歯を磨いたことをわすれて、寝る前にもう一回磨いている始末です。

そんな訳で、これから色々なことが忘却の空に飛んでいきそうで、今のうちに自分が覚えていることを書き留めて置くのもいいかなと思っていた矢先に、noteで♯私を構成する5つのマンガ、のお題があったので、これ幸いと思い出してみました。

男どアホウ甲子園

普通にジャンプ世代の自分にとって、たまたま実家に全巻あったこの本を読んだときは衝撃でした。ただの野球漫画ではない。スラムダンクも序盤はバスケ×不良だったけど、そんなもんじゃない。高校野球に抗争や右翼や学生運動が絡んでの熱いトンデモ展開なんですが、特に主人公の女房役=豆タンの人生がすごい。


沈黙の艦隊

ストーリーの重厚感や、各国の潜水艦との戦いも最高に面白いのだけど、核よる超国家、世界政府などのメッセージが、フィクションの域を超えている。ニューヨークに浮上するシーンは鳥肌ものでした。


花の慶次

漢(おとこ)の生き様、自由で強くてまっすぐな傾奇者。上記二冊もそうだけど、たぶん自分の対極にあるものに憧れていたんだろうな、と。


るろうに剣心

普段は優しくて、ぬけていて、だけど本気出すと実はすごい、っていうのは憧れであり理想でもあって。自分で毎回コミックスを買い、ファンブックもドラマCDも買った。飽きっぽく人に流されやすい自分にしては珍しく、今でいえばライトなオタクだったんだと思うし、そういうハマりかたをしたのは、この本だけだったかもしれない。


プラネテス

名シーン、名セリフが多い作品。特に「この世に宇宙の一部じゃないものなんてないのか。」って言う場面は、当たり前のことなんだけど、ずっと印象に残っていて、それが自分の思考に少なからず影響しているなぁと思う。


5冊選んでから、今思い出したのだけど、PSYCHO+も捨てがたいなぁ。藤崎竜さんの昔の短編集もすごくよかった(記憶がある)。40歳になってもあの頃の感性で受け取れるかはわからないけれど。



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