幽体離脱の夢、ストレッチクラスのこと、寒い夏とチーズケーキ
11:32
今年の夏は、待ちわびているうちに終わってしまった。
パリでは「今日から夏だ」と自分で言い聞かせてやっと夏がはじまるようなところがある。こっそりやってきて、こっそり過ぎ去ってしまう。最初の数年はそれがうまく掴めなかったが、一昨年あたりからようやくこういうものなのだということが分かってきた。
しかしそれにしても今年は冷え込んだ夏だった。
日本の猛暑を経験している方にはぜいたくと映るだろうが、やはり夏がしっかりやってきてくれないと寂しい。アイスやスイカを食べないとやっていられない夜のことをほんのり懐かしく思い出す。
ないものねだりだ。
12:00
今日は隙間時間にバスクチーズケーキを焼く。
うちにはケーキの型がないからケーキは焼けないと思い込んでいたのだけれど、グラタン皿で充分なのだった。
マッチで火をつけるタイプのオーブンなのだが、かなりムラがあって扱いが簡単でない。そんな私にでも毎回とびきり美味しくできるレシピがこちら。
私はここから更に砂糖を減らして、135gで作っている。私にとってはこれが絶妙の甘さ。
14:34
たくさん買っておいたトマトが柔らかくなりかけていたのでにんにくと玉ねぎとローリエでソースにする。しっかり煮詰めて濃い味にしておけば何にでも使える。
トマトは出汁なので、味噌汁にもスープにも、ドレッシングにもなる。
同じように塩味にも色々あることがだんだん分かってきた。梅干し、レモン、塩干しの魚、…食材として考えるのではなくて、「塩味」として考える、トマトのように「出汁」として考える、ということでちょっとは固まっていた頭がほぐれそう。
隙間時間でできないものごとがわたしには多い。本を読むのもそのひとつ。
トマトを炒めて煮飛ばすあいだに、チーズケーキを焼く。
18:08
ストレッチクラスは長く付き合って下さっている方が続けてくれているのが嬉しいのだが、私の宣伝力不足で人数が減ってきてもいる。せっかくのオンラインは人数が多いほうが楽しい気がするからちょっとだけ策を講じようかな。クラスの濃さはそのままにして、もうちょっとわかりやすい宣伝をする必要がある…(だって今だと参加してくださる方以外にはなにをしているのかいまいちわからないものね)。
それから、ちょっと趣向を変えてシリーズで効果が見えてくるようなことをしようかな。
あまり「効果」のようなものをうたうのが好きではないのだけれど、かといって組み立てているメニューに効果がないとはもちろん思ってはおらず、1ヶ月くらい続けて参加してみてもらえたら体の土台が変化して、なにかが楽になった、という感触が得られるんじゃないかな。得られるといいなと思っている。長くオンラインで付き合って下さっている方にとっても、変化を意識しながら1ヶ月続けてみるのはきっと楽しい。
30分のライブをしようかな?とかまたたまに15分動画を投稿しようか…と考えてもみたけれど、徐々に温めていったり、まるで関係ないと思われるようなところから手を付けることではじめて効果が現れるということもあって、やっぱり私はそういうことがしていきたいな。即効性を否定しているわけでもないし、15分くらいの動画があったら助かるひともいることは分かっているんだけど、ダイレクトでわかりやすい動画はたくさんあるしね。
まず皮切りに肩や首周りのしんどさを解消するストレッチやらマッサージを沢山持っているので4回くらいのシリーズにしようかな。辛抱してとりあえず1ヶ月やってみたら楽になるよ、というシリーズ。
22:03
こちらのTweetを読んで幽体離脱をした夢をみたことがあることを思い出した。
私はベッドのマットレスのへりのところを床と水平に浮きながら蛇のように魚のようにぬるっと曲がろうとしているところで、でも私の足はまだ自分のからだから完全に抜け出ていないのだった。脱皮しきれずに引っかかっているような感触のせいか足からざわざわと不安が這い上がって、これ以上遠くに行っては戻ってこれないというように体が重くなった。ちょうど、金縛りにかかりそうな時に感じる得体のしれない恐怖に似たような感触だった。
その夢に続きがあったか、そこで目覚めたのかは忘れてしまった。