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炎症

8月1日(日)

1週間前の夕食時、子どもに笑わされて噛んだ口中の箇所は、今やみごとなクレーター状の口内炎となってわたしを苛んでいる。大きさはブルーベリー一粒大。口内炎ができやすいたちだから噛み跡を気をつけてケアしていたのに、そんなのものともせずって感じで元気にすくすく育ってしまった。

半年に一度は口内炎がひどくなる。でも、半年に一度というペースはわたしにとってありがたいほうだ。口内炎ってやつは生活習慣と関係があるのか、深夜バイトで生計を立て、主食はもっぱら酒、みたいな生活を送っていた10代〜20代にかけてはもっとひどく、2か月に1回は口内炎まつりが開催されていた。それも1つではなく、複数のクレーターがいつもあいている有り様だった。一度穿たれると2週間は治らなかった。アルコール消毒(※飲酒)はまったく効かなかったが、麻酔効果だけはあった。酒で痛みがまひするのをありがたがるくらい、けっこう本気でつらかったのだ。

そのころを思えば口内炎に苦しめられることは格段に減ったが、一度できた口内炎の治らなさは当時に輪をかけてひどくなっている。ビタミンを摂ろうがワセリンを塗ろうが頑として治癒しない。

だいすきな汁物の味がわからない。

口内炎を知らないはずの子どもが狙い定めたように指をつっこんでくるのもつらい。


写真はいいかんじにできたけど患部を最大限に痛めつけるごちそうトースト。あついトマトがじわぁ


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