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朝、近所で野焼きをしている家があるらしく、焚き火の匂い。
山の方が白く霞みがかってみえるのがいかにも冬の風景って感じ。夏は遠くまであまりにもはっきりと見えすぎる。

新しい世界に飛び込んでみたはいいものの、自分の人付き合いの苦手さを思い知る。ほとほと嫌になる。
覚えることも多いし、済ませなければいけない手続きも多くてパンクしそう。先輩の手ほどきを受けられたらその方が色々楽なのだろうけれど、私にはそれがいちばんむつかしい。仕事以外でゼロから人付き合いを始めることの心理的ハードルの高さよ。

去年買って美味しかった無印良品のカカオトリュフが店頭に並んでいたので今年も買う。
かわいいけれど使いどころがわからなくてしまい込んでいた小皿に数粒出して、山ノートや読書ノートを書くときのお供にする。木製の小皿やかわいい豆皿はちょっとしたおやつ用にすれば良いのだという気付きを得た。だからといって豆皿を蒐集し始めないよう、自制しなければ。

お皿と言えば一時期はそば猪口を集めて(というほどの量でもないけれど)いたなあ。
基本的に麺類がすきなのでつけつゆ用に使うのは勿論、小鉢にしたり、茶碗蒸しやプリンを作ったり、ぐい呑みとして使ったりと何かと使い勝手が良くてすき。
同じような理由でとんすいもすきで、鍋のときに限らず出番が多い。あとはとんすいって名前の響きがなんとなくかわいい。

自分で好んで使う食器がそういう多用途に使えるものに偏っているので、たまにひと様のお家で用途の限られた食器を目にすると尊敬と憧れの入り交じった気持ちになる。たとえば角砂糖入れ、たとえば背の高いパフェグラス、たとえばグレイビーボート。
でも私も数年前に梅干し用の小さな壺を買ってしまった。用途が限定されているものは、多用途なものとはまた違った抗いがたい魅力がある気がする。

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