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そろそろ桜も終わりかけなので、買ってきた鯛焼きを食みながら近所をぶらぶらと花見がてら散歩をする。近所には花の咲く木を植えているお宅が多いので目に嬉しい。

すこし前に、文庫サイズのMDノートに付けていた読書記録がいっぱいになった。2022年1月から2024年4月までの、たぶん162冊分の読書記録。
ノートを1冊まるまる使い切るのなんて、学生の頃以来ではないだろうか。ロルバーンのノートにしようかともずいぶん迷ったけれど、私は書き損じが多くてすぐにページを破りたくなってしまうだろうから糸綴じのMDノートにしたのはかえって良かったのかもしれない。

2冊目も同じものを使おうと買ってきて並べてみたら新品と比べるとずいぶんくたびれて、厚みも増していてなんだか達成感。

上が新品のMDノート、下が書き終わったもの。

また次に使い切るまでどれくらいかかるかな、記録を書くのにも慣れて文量が増えてきたから今度は2年もかからないかもしれない。ボールペンにハマり、万年筆にハマり、いまは書くことが楽しい。

ここ最近は、寿木けい『わたしのごちそう365: レシピとよぶほどのものでもない』をちまちまと読み進めている。

Amazon.co.jp: わたしのごちそう365: レシピとよぶほどのものでもない (河出文庫) : 寿木けい: 本

河出文庫の棚を眺めていたときに表紙に惹かれてジャケ買い。いちじくに弱い。もともとはtwitter（現：X）で毎日投稿されていたものらしい。
旬の食材とシンプルな工程がメモ書きのようにひたすら綴られていて、生活というか、日々の営みの空気が感じられていつまでも読んでいたい。

きっとこの本は読み終えてからもずっと、すぐに手の届くところに置いてぱらぱらとめくるんだろうな。ちょっと意外な組み合わせや、これ今度作ってみようと思うものが多くて、いつになく付箋だらけになっている。細かい分量の記載がないのも気軽で良い。
なかでも作ってみたいのは柴漬けと白菜の餃子なのだけれども、いかんせん白菜の旬が終わってしまった。白菜のよく出回る季節になったらぜったいに作る。