見出し画像

渡部昇一流『四書五経』の解釈 289

😈  言葉だけで判断しない  (『礼記』表記)

🌍  辞(ことば)を以て人を尽くさず。

言葉だけで人をすべて判断してはいけない。

お世辞の上手い人もいるし、口下手な人もいる。
その口から出る言葉だけで、その人柄まで判断できるものではない、
ということである。



急発進

2024年6月11日(火曜日)晴れ時々曇り17℃〜29℃

人は一人で生きていくことができても、一人では決して幸せにはなれません。
人は幸せになるために生きていますがなかなか幸せにはなれません。
幸せは常にやってきているのですが、その幸せになかなか気づけないのです。
その一つは幸福感を知らないからかもしれません。
また、求めている幸せがなかなか手に入らないからかもしれません。
人は常に満足ではないからでしょう。
だから、どこまでも幸せを追いかけるのでしょう。
幸せって一体なんでしょう。
メーテルリンクは「青い鳥」を幸せの象徴としましたが、
実際は幸せがどんなものであるかを知らなかったと思えます。
また一方で「幸福」を意味するエウダイモニアというギリシア語があります。
アリストテレスは「ニコマコス倫理学」の中で、
魂のうちの理性的部分の活動、すなわち純粋に観照的な生活をエウダイモニアとみなして、これを最高善に位置付けました。

【観照】とは
①(仏教)智慧をもって事物の実相をとらえること。
②対象を、主観を交えずに冷静に見つめること
③(美術)contemplation
    自然・芸術を問わず、美的対象の受容における直観的認識の側面
ー『広辞苑』ーより

学者って難しい解き方をするものです。
では、本日もつつがなくお過ごしくださいませ。
ありがとうございます😊






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?