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教理

♠️信念なき理想

私は確固たるスタイルを持ちません。まさしく自由の世界で自由を謳歌しています。その理由は教理を持たないからです。悪く言えば八方美人です。

世の中にはさまざまな組織が存在しています。
学校も病院も組織です。
組織には理念があります。会社で言えば社訓があります。
例えば、真理や理想あるいは平和のような言葉を掲げることです。
私にはそのようなものはありません。だから、宗教が嫌いなんだと思います。
就職でもただの会社員というのではなく技術職を選択したのもそうですね。
とにかく枠に嵌められるのが嫌なんですね。
これは父親の影響を受けたからかもしれません。
しかし、恋愛問題などで相談を受けて回答しますと、
「型に嵌っている」と言われ、その回答を否定されました。

これは20代初期の頃のことです。もちろん恋愛の経験など持ちません。
人を恋したことはありますが、まだ、交際は未経験でした。
その私は古い恋愛思想の持ち主でもありました。
「婚前交渉は駄目」というものです。これは今もそうです。
特に肝に銘じてそう思っています。
で、その悩みが婚前交渉のことでありますから、頭から反対をしました。
それが「型に嵌っている」という反発に遭ってしまったのです。

ところがこの私もこの件では間違いを起こしてしまいました。
多分強く反発された回答が忘れられなかったからだろうと思われます。
結果、できちゃった婚でバツイチという経験をしてしまうのです。
人生の大きな失態です。が、以来、「婚前交渉は駄目」は自分だけに向けました。が、できれば社会の常識となって欲しいものです。

これは教理という問題ではなく、男と女の在り方ですね。
非常に難しい問題ではあると思うのですが、恋愛は自由であっても、
生まれる子どもは自由に産んではならぬと思うからです。
もし、そういう事態に陥ったら相当な覚悟を持つべきでしょう。
決して「赤ちゃんポスト」などを利用しない覚悟を持って欲しいです。
これは教理というよりも社会秩序を保つためにも大事なことだと思います。

おかげで自分の娘は普通に結婚しました。今は二人の娘の母になっています。
娘二人というのは親からの因縁を受け継いだのでしょう。
そしてまた、私にも同様の問題が浮上したと感じております。
文明がいかに発展しようとも、この男と女の問題は自然現象と同じく
何等変わることはありません。
人間の歴史はこの男と女で始まったのですからね。
いい歴史を刻みたいものです。

では、本日もつつがなくお過ごしくださいませ。
ありがとうございます😊

ー今日の一言ー

男は妻に向かって、帰れ、出ていけ、と何心なく方言するが、

いざ自分はどうかというと、どこへも行きようがないのである。

三界に家なし、とは男のことであるのだ。

辛くても切なくても、いま、いる家に我慢して忍ばなければならぬのだ

<田辺聖子「求婚旅行」>


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