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ダークヒーローファンタジー小説『平和の鐘』第二章キングの葛藤:甘い節制-前編 公開しました!

目を酷使してしまって、焦点が合いません。雌蛸です、こんばんは。

第二章、新規エピソードが公開になりました!やんややんや。相変わらず、あらすじが野獣先輩なんですが。暴力団員谷岡が言い渡した示談の条件とは…。みたいなw

【あらすじ】

おかしな言動を取る者ばかりになってしまったハイスクール。学園祭当日、視察に訪れていたアンナ・キンドリーは事件に巻き込まれてしまう。追い詰められてゆくキングは――

【小説リンク】

なろう版(挿絵入り)
平和の鐘 - 甘い節制-前編 (syosetu.com)

カクヨム版
甘い節制-前編 - 平和の鐘(雌蛸) - カクヨム (kakuyomu.jp)

【登場人物】

  • キング・トート:本作主人公。両親を殺害し、死神の身体を乗っ取った少年。取引と引き換えに様々なものを手に入れていく。

  • マシュー・ヴィンセント:眼鏡の少年として「隠者の秘密」に登場していた。ハイスクールでキングと一番仲が良い。

  • ノーマン:「隠者の秘密」エピソード主人公。スクールカーストの元王者。キングを虐めていたが取引により、心の病で退学していた。

  • レベッカ:「隠者の秘密」エピソードキーマン。元虐められっ子。ノーマンに想いを寄せていた。

  • フランツ・デューラー:「運命の輪」より登場。ヘッゲルの実弟。兄とは違い、実直な性格。キングとエマによってヘッゲルが死亡した事を知らない。

  • エマ:「審判の日」より登場。ヘッゲルの実娘であった。現在はかつてのエマとしての記憶を全て失い、ただのエマとしてキング邸のメイドをしている。

  • アンナ・キンドリー:「運命の輪」より登場。州知事の子供、二卵性双生児キンドリー兄妹の妹。盲目の美女だが、独特の勘の鋭さを持つ。声帯を取引に使われてしまい声を出すことが出来ない。

  • ヨシュア・キンドリー:「運命の輪」より登場。二卵性双生児キンドリー兄妹の兄。欲望のためには手段を選ばない冷徹さを持つ。本エピソードによってそのビジュアルが明らかになる。

【キーワード】

  • 洗脳:今作で最も重要なキーワード。

  • 特別顧客:「女教皇の憂鬱-中編」でレイラの口から、その存在についての言及があった。国や組織を横断していく存在であり、特定の誰かを示す呼称ではない。現在の特別顧客はヨシュア・キンドリー。

  • イブの庭:表向きはカルト教団だが、作ったのは歴代の特別顧客たち。

  • アダムの子:イブの庭の信徒を指す事もあるが、人身売買される子供たちを主に指して呼称している。キングがかつていた集落の子供たちは皆、何故かいなくなってしまう子供たちとして、アダムの子となっていた。

  • トロイ:イブの庭、傭兵部門

  • エデン:イブの庭、人身売買部門

  • ブラックダイアモンド:現在は、クロエの瞳を呼称している。その内容については特別顧客のみが知っている状態。

【雌蛸から一言】

「隠者の秘密」が元になっているエピソードです。「関係がよくわからない…」という方は読んだ方が良いのかな、と思います。この辺はぶっちゃけ読まなくても良いとかこの間、noteで書いたばかりですけども。明確なラストがなかった時期のエピソードなので、短編として完結してます。

ありものは最大限に有効利用するタイプの女です、私は。

エピソードタイトルは、大アルカナの節制から来ています。

大アルカナ:節制
正位置

節度、適応、協調などを意味しています。自分をうまく抑えることができるため、周囲との衝突を回避できるかもしれません。
タロットカード全78枚の意味を完全解説!

協調や節度と言った意味を持っています。逆位置だと、逆の意味です(なんだそれ)エピソード内に協調や節度といったモチーフを随所に散りばめています。あ、そういう意味もあるんだって思いながら読んでいただけると嬉しいです。

このエピソードプロットは割と初期に出来ていました。ラストが明確に浮かぶ前からあったんじゃないかな…他人事のように「何でこんな不穏な事になってんの(汗)」って思ってましたけれど。

書いててめっちゃ怖かったわ…これから後編書きます。

それではお時間のある時、お暇な時にでもお手に取っていただければ幸いです。

恐怖の学園祭


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