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スコアブックのデジタル化で対戦相手を効率的に分析〜延岡商業高校野球部〜

宮崎県の延岡商業高校野球部では、今年からピクセルスコアを導入し、チームとして先進的なデータ活用を行っています。

そこで今回は、実際に現場でピクセルスコアを活用されている延岡商業高校野球部の事例をご紹介し、高校野球でのデータ活用について考えます!


ーーーピクセルスコアをどのように活用されていますか?

これまで紙のスコアブックでは試合の記録しか取れませんでしたが、ピクセルスコアに入力することで、成績の集計やデータのビジュアル化ができるようになりました。

特に相手チームを分析する時には、データがビジュアル化されることで選手もイメージしやすくなっています!


ーーー試合の入力はどのようにされていますか?

試合データの入力はマネージャーが担当しています。リアルタイムでの入力は、間違えたりしたときに追いつかなくなってしまうこともあるので、試合後にスコアブックから入力することが多いです。


ーーー高校野球でデータを活用する上で、難しいなと感じていることはありますか?

やはり高校野球ではデータのサンプル数を集めるのが難しく、相手のデータについては前の試合くらいしかデータを取れないので、そこは課題に感じています。

また試合中には電子機器を持ち込めないので、データを入力したり相手の情報を見たりすることはできません。このあたりのルールがすぐに変わることはないと思うので、試合前にはデータを頭に入れておく必要があります。

ーーーたしかにトーナメント形式の一発勝負では、どこが相手になるかわからないですよね。このあたりは高校野球ならではの難しさといえそうです。


ーーーデータ分析に関して、今後の展望などはありますか?

現状は試合の入力をマネージャーが担当していますが、延岡商業高校には情報技術の活用を学ぶ「情報ソリューション科」もあります。

そのため将来的には、テクノロジーに強い生徒がアナリストとして入部してくれるとおもしろいかも、と思っています!


ーーーそれはおもしろいですね!グラウンドに立てるのは9人だけですが、プレー以外でチームに貢献したり、その過程でさまざまな学習ができることは、教育的な意味でも重要な気がしています。

データ分析を始めてから、部員の中でプログラミング言語であるPythonの学習にハマった子がいます。特に何かを教えたわけではありませんが、生徒が自主的に学習を進めていました!

野球のデータを題材とすることで学習の方にも興味を持ちやすくなりますし、それを野球チームの強化にも活用していければと思っています!


ーーーありがとうございました!


ピクセルスコアのご利用はこちらから!