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秋田から青森

おはようございます。
昨日から東北に入っています。
日本海側の東北という場はおそらく自分史上初めて訪問する場所です。

愛知から秋田へは、プロペラ機での移動。
揺れを少し心配していましたが、
我が家があるであろう街を眼下に見ながらの快適な旅でした。
岐阜の山々の間を抜ける川の存在を、
空の上から堪能しました。
途中、富士山の頭も見ることができ、
なんかちょっと得した気分。

富士山


サキホコレ

秋田空港では、サキホコレフラッグに迎えられました。

さて、秋田空港から一路 青森へ
今日の着点は青森です。
途中深い山を越えて、
何とも言えない東北の山を味わいながら
ここ数年念願だった三内丸山へ

三内丸山 エントランス


念願だったはずなのに‥
人人人
観光地化された遺跡は
縄文の姿を消し去っていました。
研究施設です。
知るためには多くの情報を有する場でしたが、
感じることはなかなかに難しく
現代人が現代の心で蘇らせた場所を歩きながら、
存在していたはずの縄文の濃厚な空気は感じることができませんでした。
縄文の人々は、おそらく
今の私たちには計り知れない感覚の持ち主で、
思っても見なかった生き方をしていた人々であろうと推測します。

そうだったの???という発見があまりなかったのが少し残念でした。

象徴的な建造物


次なる目的地は岩木神社
そこには、美しい場が広がっていました。

岩木神社

鳥居の向こうに山が見えます。
岩木山が鎮座していて、御神体山なんだと気づきます。
少しずつ昇っていく勾配のある参道では
岩を渡りながら、色々と考え考えすることができました。

形作られたものがとてもシンプルなこと。
なので、とてもわかりやすいこと。
古いということは、守り続けてきた人々がそこに存在するということ。

なんせ気持ちのいい風が吹き抜ける場所で、
東北が思いがけず暑かったにもかかわらず
とても心地いい場所でした。

逆さになっている狛犬

社殿に入る門には、なぜか逆さから見つめる狛犬

社殿では、祝詞が奏上されている最中でした。
どなたかへの祝詞でしたが
しばらく目を瞑り静かに聞かせていただきました。
後ろから冷たい風と共に、この前の鹿児島で感じたものと同じものがやってきて、
空間はやはりつながり合っていることを確信した次第です。笑

禊場

宮司さんが上げられた祝詞の最後で
とても綺麗な音を聞きました。まさに響きです。
シャラシャラシャラシャラ
金属が触れ合いながら、とても美しい鈴の音が響きました。
禊 様々な形で存在することを知りました。
確かに空間は変わり、新鮮さを受け取ったように思います。

言葉では形容し難いことを山のように感じた神社 岩木神社

広がり続ける水田


東北の大きなチカラを感じました。

蝦夷は、鹿児島の隼人が持っている二重の渦巻きを携えています。
北と南が同じシンボリックなものを持っているのです。

途中染め物の話になり、
染め物が自分の身を守っていたことに気づきます。
自分の身を守るために、樹木から繊維をとり、紡ぎ、自然のもので染める。
つまり、大自然から命をいただき
この自分の命を守ってもらうのです。

アイヌと同じ、自分で作ったモノだからこそ、自分の命を守ることができる。
これは、日本だけではなく、昔、ネイティブアメリカンの方にも聞いたことがあります。
自分の使用するものは全て自分で作るのだとか。
そうして、さまざまなものから自分の身を守っているのだと。

エネルギー
スピリット
今まで私の中にあった、少し拒否感の存在する言葉が
すんなり口から出ていることにも驚きました。
そんな場所なのです。
この濃厚な大地は。

今日は、また秋田へ戻ります。
縄文からある植物で染めをされている人にお会いすることができそうです。

思っても見なかった素晴らしい偶然に出会う旅は始まったばかりです。

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