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美しい時間

北海道から戻って1週間
もう一週間、いや、まだ一週間。

まだまだ、ココロに響き続けている音がある。

北海道の後半は、
これまでに何度も行った場所だったから、
何か懐かしさがあって、
心地よかった。

小樽では回らないお寿司を食べて、

 

次の日には「ウポポイ」へ。

この日は、体験に追われて、
今までとは少し違う流れの中に。


 

みんなで、ウポポ。
歌を歌ったり、
外での演奏や踊りをみたり、
ムックリの講習を受けたり。
昼ごはんを食べる時間もないほど。


多分 昭和新山

ウポポイから見えた、昭和新山。

次の日に有珠山に行く予定だったのだけれど、
次の日の天気予報は雨。
ウポポイの日程と、入れ換えようかと思ったら、
入れ替えようとした日は、ウポポイはお休みで無理。
天気が晴れることを、ただ、祈った。

次の日、
朝出かける前まで、「大雨」

 

晴れてきた。
そして、そのうち
雲が抜けて、空が見えた。


 

本当に、天気って個人的なもの。
雨の予報だからか、人も少なくて
頂上では、
ウタ歌ったり、
踊ったり、
スキップしたり、
思いを述べたり、
四葉のクローバー探したり、
底抜けに、笑ったり。

昨日 白老のウポポイで見たあの山が
今日は 目の前にいる。
時間と空間が連なっているのを感じる。


貝塚へ

その後の貝塚では、
北の大地の風に吹かれて、
雨の予報がどこ吹く風。
草の香りの中で、ムックリを響かせる。

幸せだった。


支笏ブルー

最終、
支笏ブルーに触れて北海道ツアーは終了。

千歳空港で別れる人、セントレアで別れる人、
みんな、それぞれがそれぞれに分岐していく。
トコロチマタだ。

飛行機の中で、
羊蹄山の姿を見つけた。
有珠山の頂上テラスで、
洞爺湖の向こう側に見えるはずの羊蹄山。
厚い雲がかかっていて、みんなで、雲が風と共に立ち去るように
何度も繰り返し語りかけたけど、
さすがに、それは難しかった。
最後の最後、
綺麗にくれていくその日の太陽が、
羊蹄山のシルエットをくっきりと立ち上らせてくれた。

さっきまで、あそこにいたんだ。
今は、空の上から見てる。
また、
時間と空間が交差する。
なんとも言えない、不思議な感覚に包まれる。

 


この季節の北海道の心地よさったらない。
じんわり汗ばみながら、
爽やかに吹き抜ける風の中で、
この世にいなくなった友人のことを何度も思い出していた。
何度も思い出しながら、風を感じた。

私も、死んだら、風でありたい。

そんなことを何度も繰り返し心の中で思った。

美しい時間だった。


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