福本綺羅(東海理化)はドラフト上位指名の可能性も?!2024スポニチ大会で見たドラフト候補17名紹介!
今回のnoteは、2024.3.9(土)に開幕したJABA東京スポニチ大会の現地観戦日記です。2024ドラフト・2025ドラフト的観点で注目していきたい社会人選手の活躍について振り返っていきたいと思います。
私は開幕から2日間等々力グラウンドで計6試合観戦させていただきました。試合結果は以下に掲載させていただきます。
中でも1番印象に残ったのは東海理化の「福本綺羅・外野手」でした。高卒3年目のドラフトイヤーとなる今年に最高のスタートが切れたのではないかと思います。まさに走攻守にわたる大活躍を見せ、2024ドラフト上位を狙える逸材であると感じました。
*大会1日目*
・加藤三範(ENEOS)投手
★現地観戦レポート
ストレートの常時球速は130キロ台中盤ながら、球速以上に勢いを感じた。右打者に対しても、左打者に対してもインコース・アウトコースに投げ分け、打者は相当苦戦していたように見えた。インコースに投げ込んだ球では相手打者のバットを折るケースもあり球威も十分だ。
変化球は120キロ前後のスライダーと100キロ台のカーブを中心に投げ込んだ。時折チェンジアップも投げ、ストレートでも変化球でも腕の振りが変わらずに緩急をつけた投球を見せた。
※2023年の投球映像
★ドラフト的視点
2022、2023年はドラフト候補として期待された投手だが今年は大卒4年目のシーズンを迎える。プロ入りの可能性は0ではないが、限りなく0に近いと見ている(※本人がプロ志望でない可能性もある)。しかしこれからもENEOSを支えていく投手となっていくだろう。今季も注目して追っていきたい。
・東山玲士(ENEOS)投手
★現地観戦レポート
ストレートは140~145キロほどで安定していた。178cmの身長から投げ下すような投球フォームできれいなストレートを投げた。変化球は縦に大きく曲がるスライダー、カット、フォークを投げ込んだ。
★ドラフト的視点
今年がドラフト解禁年となり「即戦力中継ぎ候補」として今後注目を集める投手なのではないかと感じた。まだあまり名前が挙がっていないが、結果を残し続けることで注目度が高くなっていきそうな投手であると感じた。現時点でのドラフト指名順位予想は「5位以降」と見ている。即戦力中継ぎ投手が欲しい球団は下位指名にこぎつける可能性があると見ている。
・山田陸人(ENEOS)内野手
★現地観戦レポート
明治大学ではアベレージヒッターというイメージが強かったが、今年に入ってからオープン戦で本塁打を複数本放つなどパンチ力のある打撃を見せている。私が観戦させていただいた試合においてもあわやホームランというようなセンターへの大飛球を放った。低めの変化球への対応力もあり、捉えるのがうまい選手だなと見ている。
しかし一方であっけなく見逃し三振を喫してしまう場面も見受けられ、まだまだ粗さもあるのかなと感じた。対応力がさらに増していけばプロ入りも狙える選手であるのかもしれない。
※2023年に放った本塁打(※動画内の4:00あたり)
★ドラフト的視点
コーナー系の中距離ヒッター(アベレージヒッター)として指名があるか注目したい。今季は本塁打を複数本放つなどパンチ力もアピールできている。コーナー系の即戦力性の高い選手を求める球団が「下位で指名する可能性」があると見ている。現状では指名があるかどうかのラインにいると見ているのでさらなるアピールに期待したい。
・松浦佑星(ENEOS)内野手
★現地観戦レポート
日本体育大学時代から注目度が高く2023ドラフト候補として名前を挙げられていた選手だ。しかしドラフト指名はなくENEOSに入社することとなった。
大学時代から世代トップレベルの俊足が武器の選手だが、私が観戦させていただいた試合においても俊足ぶりを発揮した。「1塁到達タイムは常に4.00秒を切ってくるような俊足」で、プロの選手に混ぜても足で勝負していける選手であると見ている。
この日は左中間にスリーベースヒットを放ち(3塁到達タイム11.01秒)打撃でもアピールを見せた。弱点としてはインコースの速球が挙げられるのかもしれないが、上手くファールで逃げる場面もあった。
★ドラフト的視点
2023ドラフトでは上位での順位縛りがあったと見られプロからの指名はなく社会人の道に進んだが、プロ入りしても十分に活躍していける逸材であると見ていた。社会人で結果を残し続けることができれば2025ドラフト指名を受けることができる選手であると見ている。今後も注目して追っていきたい。
※ENEOS新入団選手は以下のnoteにおいても紹介済み。合わせてご覧ください。
・田中多聞(JFE西日本)外野手
★現地観戦レポート
シートノックではセンターの守備で強肩を見せた。肩が強くばねもあり、身体能力が高そうなのが見て分かった。打撃ではフルスイングで果敢に立ち向かった。安打は出なかったがしっかりと自分のスイングができているように感じ、今後の期待感を持てた。「将来性が楽しみなセンター」であると感じた。
※高校時代から注目を集めていた
★ドラフト的視点
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