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寄せては返す玄米ブーム(荻野芳隆さんの「玄米ゆる断食」)

「カラダのため、白米より玄米を食べるのが理想の食生活」と思うようになって、かれこれ20年経ちます。
玄米との最初の出会いは、知人に紹介されたマクロビ系の治療院。
厳格な玄米菜食の指導を受け、みるみる体調が良くなったものの、ルールが厳しすぎて続けられず、体調も元に戻ってしまいました。

それ以来、白米を食べ続けるとうっすら罪悪感があり、寄せては返す波のように、玄米生活に挑戦しています。

うちの炊飯器で玄米を炊くと美味しくないので、圧力鍋で炊いてみたり、ストウブの鍋で炊いてみたり。
玄米100%がダメならと、白米に混ぜてみたり。
いま思うと、安定して美味しく炊ける方法に出会えないのと、私以外の家族が白米をこよなく愛していることが、玄米が長続きしない理由かもしれません。

今までいちばん長く続いた玄米生活は、2013年の「寝かせ玄米」でした。
「寝かせ玄米」は、荻野芳隆さんの「結わえる商家」というお店が提唱する、小豆を炊き込んで寝かせた玄米ご飯です。
蔵前にある荻野さんのお店でもいただきましたが、寝かせた玄米はもちもちして食べやすく、自宅でも保温ジャーで再現できます。
寝かせ玄米用に保温ジャーを購入し、自分は寝かせ玄米、家族は白米と分離。
玄米は毎日炊かずにしてするので続けやすかったのですが、夏場に小豆の入ったごはんを重く感じるようになり、いつしか撤退しました。

もう、玄米に手を出すことはないだろうと思っていたのに、先日本屋さんで、荻野さんの新刊と目が合ってしまいました。

この「玄米ゆる断食」という本は、ダイエット目的の本。
朝食を抜き、お昼に玄米ご飯+汁物(玄米基本食)を食べ、夕食は好きなものを食べるというライフスタイルを提唱しています。
飲み物は水がカフェインレス、ノンカテキンのお茶。または、ノンシュガー、無添加の飲料が基本です。
スイーツ、お酒はOK。
100%健康にいい食生活を毎回とらなくていいから、1日単位、1週間単位で、7〜8割くらいの点数を目指す、という考え方です。

本に出ている玄米のある食卓が美味しそう。
ああ、やっぱり玄米食べたいなぁと久しぶりに思いました。

けれど、本で提案されている朝食抜きはちょっと抵抗があります。
痩せることより、玄米生活に身を置くことを主眼と考え、昼に玄米基本食、夕飯に炭水化物を控えると決めました。
お昼なら、家族を気にしなくてすむし。

そんなわけで、お昼に玄米を食べ始めました。
さてこれは、食生活の変化なのか。
それともいっときのブームなのか。

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