誰も知らない街へ
秋田で育ち、就職のために上京した。
就職活動を進める中で周囲の人達からは
何でわざわざ東京に?
とか
仙台(宮城県)じゃだめなの?
とたくさん言われたのを覚えてます。
両親には「手に職をつけたい」からと
当時選んだ業種は地元の秋田には少なく、
選択肢が少ないからと理由をつけて納得させてました。
仙台でも入りたいと思った会社はあったのですが、
どうしても私の中で1度は東京に出て行きたいという気持ちがずっと心の中にあって
それを叶えるために何度も深夜バスで東京に通ったのを覚えてます。
数ヶ月経って無事に東京の会社に就職、
初めての一人暮らし
初めての親と離れての生活
見知らぬ土地
さすがに両親と離れる時には
なんだか心がキュッとなりました。
上京してみると
地方とは違っていろんな人がいて
いろんな考え方の人
危ない人、危ないものもたくさんあって
最初は電車の乗り換えですら上の案内板ばかり見て新卒で入った同期の神奈川の民に鼻で笑われた記憶もあります。
ただ、上京してみると
人は冷たい訳ではなく、
それぞれの距離で生活していて
いろんなことを楽しむことができて
それは私にとってどんなに
恵まれている環境なのか地方から出てきたからこそ感じることができました。
もちろんそのことを知っていて
いろんなことに挑戦している人たちもたくさんいて
すごいなあと日々尊敬が止まないです。
そして改めて上京したことで
地元のいい所も見つけることができて
上京してよかったこと
地元のいいところ、大事にしたいところ
どっちも知ることができたのは
数年経ってやっと言葉にできた気がします。
まだまだどっちのいい所を
引き続き知っていきたいと思える
素敵なタグでした。
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