見出し画像

独身アラフォー女性の奮闘記#23 心の安全バーがガバガバなんだよね

夏に向けて忙しくなったり、無気力になったりで間が空いてしまったが、ここ最近の備忘録を残しておこうと思う。

会社が普通に人手不足すぎて、国内外の様々な案件が私にまわってくるので、最近は転職サイトをなんとなく眺めている。何故なら、私は「私が居ないと成立しない仕事」が大っ嫌いだからだ。
しかし、今の職場は緩すぎて、楽っちゃ楽なので悩ましい所。
煮詰まったら友達に会ったり、思いっきり遊んだりするのが1番だよね!ってことで、小旅行などに行ってきた。


師匠に会ってきた話

私には、ネイティヴアメリカンがルーツの師匠がいる。
突然何言ってるんだって感じだろう。突拍子もないのはいつものことなのでそろそろ慣れて欲しい。
ちょっとスピリチュアルっぽい話に聞こえなくもないが、私からしたら、知的好奇心の対象と、その延長ってイメージなので、簡単に説明しよう。
30歳くらいの時に、レインドロップというアロマの施術を受けたことがあった。その時に、それがアメリカの先住民からインスパイアされた手技だということを知り、ネイティヴアメリカンのことを色々調べたりして、その中で、アニマルメディスンという、動物の智慧からの教えがあることを知った。
私は動物も好きなので、それをさらに深掘りして調べた結果、出会ったのが前述の師匠だ。
当時、師匠はこれらをシェアしたり教える活動をしていて、全国から私と、そのほかにも数名、彼女に師事していた。基本的には、季節の草花や、動物の習性からのメッセージを読み解き、生きる参考にする、みたいなことで、占いとしてそれを学んでいる人もいたし、私みたいに純粋な興味関心の人もいたし、動植物に明るい人たちもいた。

その中で、最後までやりきった数名が、師匠からインディアンネームを授かって、その教えを使って活動をすることを許されている。まあ、私は特に何も活動していないけど。その数名で、時々集まることがあるのだが、それも特にスピリチュアルな活動者の集まりっていうよりは、家族みたいな感じ。
で、先日、このメンバー数名と、師匠の他のつながりの方達で、師匠のお誕生日に長野へ旅行した。
師匠は私の両親くらいの年齢だが、今でも各地に足を運んで沢山の知恵をシェアしてくれる。私は、久々に師匠の貴重な体験談とかお話が聞きたくて、そして、コロナ禍で全然会えなかったので、今回5年ぶりくらいに会いに行った。

特にこれと言って、特別な体験をしたとかではないけれど、そこでは相変わらず私は末っ子で、姉さんたちは以前にも増して豪快で、連日夜中まで積もる話が尽きなかった。一部の参加者の方は、結構スピっぽいことを言って体調を崩したりしていたけど、私は霊感とかもないし、見えたり聞こえたりもしないから「皆大変だねえ」とか言ってたら、姉さんが「そんなお前が好きだよw」って言ってくれた。
姉さんたちは、最初に出会ったのが10年近く前だけど、皆、どんどん輝いていて、初対面の時と別人みたい。姉さん達とは、不思議と、全く別界隈の共通の知り合いとかが出てくるから、ご縁があるんだろうな。

ここのnoteでインディアン関連の話を深掘りするつもりはないので、詳しくは記載するつもりもないが、久しぶりに師匠や姉さん達に会えて、純粋に嬉しかったし、私なりの、会えなかった期間の選択や毎日の答え合わせもできた。
自然界と常々繋がっていなくても、私が「現代社会」を生きていても、職場環境や漫画やゲームといった、私に身近なツールを通じて、ちゃんとメッセージが届いているんだって話になったのが非常に興味深かった。
いつか、私の学びがもう少し深まって、言語化が出来そうだな、と思えたら、そういう話も少し書いていくのもアリかもしれない。


心の安全バーとは一体なんなのか

長野から帰ってきた翌日、親しい友人と都内近郊にデイトリップしようってことで、相模湖の方へ遊びに行った。殺人的な暑さで、40代の女さん2名、体力の消耗が激しかったが、絶叫マシンで日頃のストレスを吐き出し、スーパー銭湯でゆっくり休んで楽しい休日を過ごした。

行きの電車の中で、年齢を重ねると、ある程度いろんな事象に予測がつくようになるから、物事の準備や確認作業がガバガバになるよねって話をしていた。
そんな話をしたことすら、外気の暑さですぐに忘れてしまった我々。がら空きだったので、ノーチェックで絶叫マシンの列の先頭に並び、席について、膝上を固定するタイプの安全バーが降ろされたタイミングで

「えっと、因みにこれってどんな動きになる感じ…?」

ってお互いに顔を見合わせたその瞬間、我々は大空に放り出された。
遊園地が空き過ぎていて前のターンを見ていなかったため、その構造からの想像以外、どんなアトラクションなのか、心の準備をしていなかった。頭の上から降りてくる、肩を固定するタイプの安全バーがなかったので、回転はしないだろうという予測はついたが、我々を乗せたそのマシンは、ほぼ360度でスウィングした。
膝の上の安全バーは太過ぎてしっかり握れなかったので、私は座席の突起を手汗まみれで握っていた。
終わった後、休憩所に向かう道すがら、友達に

「心の安全バーがないからめっちゃ怖かった」

と伝えた。そして、年取ると、いろんなことを確認しなくなるって話したばっかりなのにね…ってなった。
確認を怠って、多少失敗したとしても、リカバリーできるだけの経験は積んでいるから、反省もしなくなる。
そして、あんなに怖かったのに、2度3度、同じアトラクションに乗り、安全バーが下がってくるタイミングで後悔したのだった。

私は高所恐怖症なので、殆ど目を開けられなかったが、薄目で見た、晴れた空は綺麗だった。


分岐路

友達と会っていた時、最近孤独死について考える、みたいな話をしたら、また定期的に、一緒にプールに通おう、って誘ってくれた。
程よい距離感で、良き理解者である友人が存在していることにめちゃくちゃ感謝したし、元気になった。

そして、相変わらずどんなつもりで私を切らないのか意味不明なキングクリムゾン氏。全然連絡がなくて、またしても私の心がしなしなになっていたわけだが、無駄に心が元気になったもんだから、そろそろ会いたいよって連絡をした。キングも会いたいらしかった。
でも、忙しくてなかなかタイミングが合わない。
時間なんか、いくらでも作ればいいんだけど、それが億劫になるのも理解できてしまうから、なんとも微妙な気持ちになる。私は、それでも「会えたら嬉しいな」って思えるうちは、会えたらいいなって感じ。深く悩まず。

とにかく暑くて毎日何もやる気が起きないし、仕事も忙しくなってきちゃったけど、時々充電しながら、今年の夏も頑張ってやり過ごそうと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?