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私の中のインナーチャイルド?

 私は3姉妹の長女で、所謂『いい子』だったんだと思います。
 真ん中の妹は1つ下で、病気持ちで、入退院、手術を繰り返したこともありました。
 今も薬を飲みながら病気と付き合っています。

 そのような状態だったので、母は割といつも真ん中の妹のことを心配していました。小柄で細くて、今でいうADHDもあったと思います。落ち着きがなく、学校の勉強にもあまりついていけておらず、学校を休むこともしばしば。いじめられていたこともありました。

 私はというと、とにかく健康体で。(いいことなんですけど)
 学校の勉強はまあまあできて、体育は苦手でしたが、絵を描いたり、音楽は好き。学級委員をやったり。懇談会では割と褒められる、そんなに手のかからない子だったと思います。

 でも今でいうHSC(ひといちばい敏感な子)だったので、時々イヤなことがあると「頭いたい」「お腹いたい」と言って休んでいました。
 たまに休む時間は母と二人きりで、テレビを見てゴロゴロ。『笑っていいとも』を見て『ごきげんよう』を見て『昼ドラ』を見るまでが流れ。(懐かしいですね)
 母はいつも不機嫌そうな顔をしていました。元々そんな顔かもしれないですが、私にはそう思えました。病気でもないのに、学校休むなって感じかもしれません。

 そんな感じで、多分小中学生時代、家庭の中心は妹にあったように思います。一番下の妹は小さかったし、自己主張もすごかったので、そちらも手がかかっていたのかも。
 私は後回しにされたり、放っておかれたり、妹入院中は下の妹の面倒を見たりと、なんというかいつも寂しかったんですね。
 母に言わせれば「まりちゃんが一番文句ばっかり」と言われますが、納得いかない。。。

 でまあ、元々の性格(HSC)や環境もあり、人の顔色を伺ったり、いつも自分は後回しに慣れていたのですが。

 今夫は、何故か(?)私のことをとても大切にしてくれる人でした。(あ、何故今夫を選んだのかもまた書こう~)
 子どもよりも、妻、という人なのです。
 私が理不尽なことを言おうとも、「ママが正しい」「ママの言うことを聞きなさい」「ママが一番大切」という。それを、子どもたちの前で繰り返し、繰り返し、言っていたんですね。
 で、あるとき私の中で、何かが(インナーチャイルド?)弾けたんです。

 ああ、
 私は、一番になりたかったんだ。
 私の言うことを、一番に聞いてほしかったんだ。
 私のことを一番大切にしてほしかったんだ。

 と。
 20年以上経って、今夫に私のインナーチャイルドを癒してもらっていました。本当に今夫には感謝しかないです。

 今なら、母親は3人の子を育てながら、子どもが1人入退院や手術をしていたら、ものすごく大変だっただろうなあとわかります。
 でも、病気じゃないきょうだいのことも、大切にしていけたらなあと思います。(って、うちの子どもたち3人は今のところ大きな病気もせず、とっても元気です。本当にありがたい)

 生まれ順や、遺伝、病気の有無、特性の有無、性格、気質、その他いろんなものがありますが、本当にどの子も一緒ではないです。その子一人一人を大切にしていけたらなと、振り返りながら思いました。

 最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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