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[agariパフェ日記 vol.3] 「柑橘とハーブのパフェ」

以前別アカウントで書いていたパフェバーagariのパフェ日記、こちらで再開させようと思います。
 
2024年もあっという間に季節は春。
もうすぐ1年の1/3が終わってしまうことに驚きと少しの怖さを感じつつ、美味しいものを愛でる時間は大切に。日々を過ごしていこうと思います。

さて、新しい環境を迎える方も多いこの季節に始まったのが『柑橘とハーブのパフェ』(2024/4/14〜5/14提供予定)

慣れない日々の疲れや、どこか落ち着かない気持ち。そんな時は自然のパワーにお任せを!との思いからハーブがたっぷり使われています。

瑞々しい柑橘の果肉って、どうしてこうもキラキラしているのでしょう。
数種の柑橘たちが織りなすオレンジのグラデーション。色味が少しずつ違う果肉の粒がお互いを宝石みたいに輝かせます。

そして、元気な緑のハーブたち。柑橘の間から顔を出すその様は、そこに自生しているかのよう。力強い生命力すら感じます。オレンジと緑のコントラストがまた美しいこと。

ハーブ生えてる〜

まずはこのハーブを少しつまんでお皿に置きます。
こちらの皆様は途中でパフェに混ぜ込んで、味変の際に活躍しますよ。

最初は、トップの柑橘から。
清美オレンジ / カラマンダリン / 河内晩柑 どれを食べるか迷う。
でも、手元の一番近くにいた子から。
それは小さな1カケラなんだけど、水分がギュウギュウに詰まった果肉の粒は柔らかくも弾力がある。噛んだ瞬間、待ってましたとばかりに満タンの果汁を弾けさせ、口の中いっぱいに美味しさを拡散させる。

あぁ、美味しい。いろんなパーツが組み合わさって味を構成するパフェだからこそ、素材そのものの味わいが最重要。そう感じずにはいられません。

ベルガモットがほんのり香るサクサクのメレンゲ。個人的には、ちょっとだけ生クリームをつけてハーブを乗せて食べた瞬間がとても美味しかった。

バイマックル入りのキャラメル生クリーム。苦味と甘みがとても絶妙なこの生クリームは、私からするとジョナさんの代名詞とも思える印象的な味。
今回それにバイマックルを入れて、より個性的で深い味わいを醸し出します。

バイマックルとは、こぶみかんの葉のこと。
私が初めて「こぶみかん」という言葉を聞いたのも、ジョナさんからだったなぁ。

某有名カフェのエスニックそぼろカレーに こぶみかんが使われていて、でも近所にはなかなか売っていなくて。ある日、新大久保の不思議なスパイス屋さんでこぶみかんを見つけた時には、興奮気味に買っていた。

こぶみかんの遠き思い出。
だからこそ、こぶみかんがパーツに組み入れられてジョナさんのパフェを進化させているのかと思うと感慨深い。

思い出の味はアイスにも。
キャラメルオーツミルクとバイマックル・イエルバブエナのビーガンアイス。

また難しい名前が出てきましたが、イエルバブエナとは、モヒートミントのこと。

キャラメルの苦味が一瞬きたと思ったら、今まであまり経験したことのないハーブの爽やかな香りがフワーっとやってくる。
苦味と爽やかの融合って難しそうなのに、柔らかな甘みが2つを見事に調和して、深い味わいにしている。うわー、すごい。
私みたいな、変わり種アイスに目がない人にはたまらない味。

レギュラーサイズには、アイスが大小2個潜んでいます

アイスの下にも晩白柚とレモンタイムのケーキ、レモンチョコをかけたハーブグラノーラ、ハーブマリネされたフレッシュな柑橘、ミントシロップで和えたゼリーなど。
ハーブはどれも異なる味わいなんだけど、柑橘との組み合わせで香りも味も丸みが出るのでとても調和が取れています。

途中得体の知れないものにハッとしたら、多分それはレモンカスタードサワークリーム。甘いんだけど、酸味がシュッと立っていて最高のアクセント。私はこれが大好き。

お皿によけておいたハーブを登場させるのも忘れずに。ハーブが少し苦手な方は、あえて混ぜずに柑橘の美味しさメインで堪能するという楽しみ方もできますよ。

あら、かわいい
河内晩柑 / 清美オレンジ / カラマンダリン / レモン 

そうそう、もう一つ大切なのは、お皿に添えられた1切れずつの清美とカラマンダリン。
毎日届けてもらう柑橘たちが美味し過ぎるので「何も手を加えないこのままの味も楽しんでもらいたい!」そう思って、お皿に乗せることにしたのだそう。

美味しいものが好きな人(いわゆる食いしん坊)は、その美味しさを人に共有したくなる特性を持つ。
自称食いしん坊のジョナさん。その根底にあるのは、この柑橘の素晴らしさを知ってほしいという気持ち。柑橘への敬意や食べてくれる人への優しさがこのパフェの美味しさを底上げしていることは間違いなく。

パフェを食べた瞬間もとても幸せだったけれど、それを思い出す瞬間もなぜかとても癒された気持ちになる。それは、ジョナさんと柑橘とハーブが三位一体となり、その美味しさを届けようとしてくれたからなんだなぁと、今改めて思うのです。

余談ですが・・・もうすぐテレビに出るらしいので、気になっている人は今のうちに予約しておくといいかもしれませんよ。

予約は ☞ コチラ から

神々しくお並びのパフェ
サイズは左から レギュラー / クープ / フルート

[Photo : Masayuki Nakano

パフェバーagari 
東京都渋谷区神宮前3-1−25 コーポ外苑サイド 1F
平日 13:00-20:00 (L.O 19:00)
土日祝 11:00-18:00 (L.O 17:00)
水木定休(時々不定休あり)
予約推奨、営業日時の詳細はinstagramにて
instagram :  parfaitbar_agari
予約 : tablecheck 


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