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高校野球で完全燃焼しきれなかった全ての球児たちへ

君は、高校野球で、完全燃焼できた?

最後の夏を終えて高校野球を引退した君に、1つ聞いておきたいことがある。

君は、高校野球で、完全燃焼できた?

この問いに自信を持ってYESと答えられなかった君はいま、2つの宝物を手にしている。

ひとつは、野球の世界でもう1回リベンジする権利。そしてもうひとつは、燃え尽きずにくすぶっている君のその熱量だ。

コロナのせいで、君の高校野球人生は苦難の連続だったと思う。自分たちの力ではどうしようもない状況に、やるせなさやいらだちを感じたことも1度や2度ではないはずだ。ひょっとしたら、野球をやめようと思ったこともあるかもしれないね。

そんな中であっという間に最後の大会を迎えて、引退して、やっぱり心のどこかに不完全燃焼な気持ちを抱えているんじゃないかな。

僕はそんな君に対して、伝えたいことがある。

大学野球の舞台で、燃え尽きるまで、その熱量をぶつけてみないか?

大学で熱量をぶつけられる対象はある?

君のイメージする大学生活はどんな感じ?

サークル?バイト?あるいは留学?

もちろんどれも楽しいだろうし、素敵なキャンパスライフだと思う。

炎天下のもとで練習なんかしなくていいし、冬場のきついトレーニングに耐える必要だってない。

けど、心の中に燃え残った熱量をぶつける場がなくて、きっとどこか物足りなさを感じるんじゃないかな。

だからこそ僕は、不完全燃焼だった人ほど、大学野球にその思いをぶつけて、リベンジしてほしいと思うんだ。

ぼくたちは、過去の事実を変えることはできない。どう頑張っても、夏の最後の試合の勝敗を変えることはできないし、自分の犯したエラーを取り返すこともできない。

けれど、過去の持つ意味合いは、いつだって変えることができる。今は悔しい気持ちでいっぱいかもしれないけれど、その悔しさをエネルギー源にして大学野球でリベンジできれば、最後の試合で負けたことも、自分がエラーしてしまったことも、全て「リベンジのために必要だった過去」へと変えることができるんだ。

だからこそ僕は君に伝えたい。

大学野球の舞台で、燃え尽きるまで、その熱量をぶつけてみないか?

最高の舞台で、最高の相手に、リベンジしない?

東大野球部は、いわばこうした「リベンジャー」の集まりだ。

ホームページの入部理由を見れば、そのほとんどは「高校で勝てなかった強い相手を倒したい」とか「不完全燃焼」とか書いてある。

神宮球場という最高の舞台で、東京六大学という最高の相手に挑戦できる。

これは、君の心の中でくすぶっている熱量をぶつけ、野球の世界でもう1度リベンジするには、間違いなく最高の環境だと僕は思う。

残念なことに東大にはスポーツ推薦がないから、東大野球部に入る上では、東大入試を突破しなくちゃいけない。

そして当然ながら、そのハードルは決して低くはない。きっと入試までの間は、起きている時間のほとんどを勉強に費やすことになるだろう。

かといって、そのハードルが絶望するほど高いわけでもない。実際に多くの東大野球部員は、E判定という厳しい状況から高校野球での悔しさをモチベーションに変え、なんとか乗り越えてきたんだ。

もし君が、君の中でくすぶっている熱量を全部ぶつけて、高校時代に勝てなかった相手や甲子園に行った相手にもう1度挑戦したいと思うなら、ぜひ東大野球部に来てほしい。

東大野球部という場所には、君のありったけの熱量をぶつけるだけの価値があるはずだ。

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