思考を素早く文章に変換する3つのテクニック
noteの編集画面を開いて「うっ」となった人はいないだろうか?
noteをやっていないなら400字詰めの原稿用紙でもいいし、新品のノートでもいい。まっさらな状態に文字をのせるという行為は、どこか窮屈さがある。
そのハードルを越えていくのが「書く」という行為で、執筆のリズムができているときはいとも簡単に原稿用紙を汚すことができる。
不慣れな人や、しばらく執筆していない人はどうしても、そのハードルを越えるのが難しい。書き出しはもっとインパクトがあったほうがいいかな、とか、これだと話をつなげにくいから書き直そう、とか、延々と最初の段落を書き直し続けた経験が誰しもあるはずだ。
僕は最近(といってもここ4日)noteを毎日投稿している。書いているうちに、いとも簡単にハードルを越える方法を見つけた。
時間を区切る
note毎日投稿企画を始めた日に書いた通り、自分で締め切りをつくるのはとても良い方法だ。
補足するなら、時計で「何時まで」と設定するより、通勤電車とか、キッチンタイマーとか、「あともうちょっと!」を許してくれない存在を使った方が良い。
これを突き詰めた仕事術にポモドーロ法というものがある。25分間の仕事と5分間の休憩を1セットとしてタスクを片付ける方法だ。
時間の計測にはキッチンタイマーを使う。キッチンタイマーが鳴ったら状況にかかわらず作業を中断することで、締切を常に意識し、タスクに集中することができる。
以前書いた文章を丸々コピーして、それから書き始める
とても単純だけど、「まっさらじゃない」という状況を作るのはそれだけで効果がある。僕の場合、昨日書いた文章を一旦貼り付けたあと、その続きに書き始めている。
これは卒論や修論を書くときにも有効だと思う。まっさらな状態に書き始めるのではなく、先輩の卒論をとりあえず貼り付け、その上で書き始めると不思議と抵抗感が少ないはずだ。もちろん貼り付けた先輩の卒論は消すのを忘れないようにしてほしい。
言いたいことを並べ終わるまで、絶対に削らない
文章を書くときにはまず、自分が話したいトピックを全部、目の前に並べることが大事だ。
noteの編集画面や原稿用紙は、どうしても前から順に文章を並べていくようにできている。すると、「書き出しから言いたいことに繋がらないな」「この話の後、うまくまとめられないな」みたいな悩みがどうしても生まれてしまう。
人間の頭はそんなにたくさんのことは覚えておけないので、どんどん頭から出してしまいたい。ポストイットに書いてペタペタ貼ってもいいし、A4の紙に適当にメモしてもいい。
書いているのが説明的な文章なら、見出しだけ最初に書くのもいい。自分が話したいことを構造化することができるので、「これは冗長かもしれない」とか、「この内容は書かなきゃ」とか、客観的に見ることができる。
エッセイみたいに散文的に書くなら、文章の途中からでもいいから、書きたいことを自然と出てくる順番でつらつらと書いていく。つながりは気にしなくていい。
大事なのは、出し切るまでは文章の吟味はしないことだ。文章の吟味は、掃除の最中に卒業アルバムを見るくらいエンドレスだ。
目の前に並べ終わったら、本筋とは外れた文章、冗長な文章を削っていく。書く順番を考えるのもここ。目の前にすべての材料が並んで初めて、順番やつながりを考えることができる。
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こんなところか。
文章を書くのに高価な道具はいらない。特別な資格もないし、お金もかからない。誰でも自分の書きたいことを書ける。noteはみんなが書きたいことを書いている。そのごった煮感がとても楽しい。
僕は他人の書いた文章を読むのが大好きだ。読むジャンルはなんでも。何かが書けたら、ぜひ読ませてほしい。
待ってます。
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